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舘「でも本当に、Aは結婚するつもりあるの？」
「え、うん…あるよ」
舘「結婚って一生のことだからね。よく考えないと、」
「まぁ、墓場って言うよね」
クスっと笑った涼太は、「そうじゃなくて、」と私の頭に乗せた手を数回ポンポンと動かした。
舘「本当に、本気で一緒にいたいって人と恋しなきゃでしょ？幸せだけじゃなく、その人の不幸も一緒に背負うんだから」
「ふ、深いね」
舘「うん、だから簡単に結婚しようとか言っちゃダメ。よーく考えて、それに…そういうのは女の子が言っちゃダメでしょ？」
・・・たしかに、涼太の言う通りだ。
女の私からプロポーズなんてカッコつかないよね。
「ちゃんと考えるね」と言えば、柔らかく笑ってまた頭を撫でられる。
ラ「でも本当Aちゃんなんて選び放題じゃん」
「ラウちゃん、おねぇさんを励ましてくれるの？」
翔「お姉さん？どっちかっていうとおば…「それ以上言ってみろ、地獄に落としてやる」…っお姉さんだよな？！」
目「だからAさん俺がいるって」
「ちょ、目黒はさっきからうるさい！」
イケメン男性が集まる事務所にいたせいか、
確かに私の理想って高いのかも。
「私さ…ちゃんと考える」
…誰と恋愛するべきなのか。
「だから待ってるね、ふっか」
深「…人の話きけよ」
翔「だめだめ、こいついっつもそうだもん。人の話聞かない、自分勝手、マイペース」
「…え、それ翔太に言われたらお終いじゃない？」
こうして始まった私の恋愛物語は幕を開けた。
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作者名：えんちゃん | 作成日時：2020年10月26日 0時
