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目「俺、Aさんが好き」
「…え?」
目「だから頑張ってもいい?」
「なに、を」と声に出そうとした言葉は、
ある人の声で遮られた。
康「なーにーを!頑張るんですかぁ?」
目「康二」
チッチと舌を鳴らしながら近づいてくる康二は、
プクーとほっぺを膨らしながら私の前に屈んで座り目黒に視線を向けた。
康「めめ、あかんで。ルール違反や」
目「…はぁ、うざ」
康「うざってなんやねん!」
目「言っとくけど、そんなん律儀に守ってんの康二だけだから」
目の前でテンポよく繰り広げられる言い争いは、何が何だかよくわからない。
「…ねぇ、さっきから何の話?」
2人の視線が一気にこちらに向けられて、
パチクリと瞬きを数回繰り返した。
康「…嘘やん、気付いてへんの?」
目「…言ったじゃん、馬鹿みたいに鈍感だって」
康「…さすがにここまでとは思わへんやん」
・・・うん、馬鹿にされてることだけはわかった。
「だから何の話よ?」
目「あのさ、俺らが加入した時に言われたルール教えてあげよっか?」
「ルール?」
目「そ、」
隣にいた康二に「もう良いよな?」と問いかけた目黒は、康二が頷くのを確認して口を開いた。
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作者名:えんちゃん | 作成日時:2020年10月26日 0時