SnowManに迫られてマス！ (ページ18)

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阿「…大丈夫？」

「阿部ちゃん…きつい」

次の日、稽古の休憩中ソファーでぐったり横になる私に声をかけてくれたのは阿部ちゃんだった。
「水飲む？」の問いかけに頷くと、手に持っていたペットボトルを手渡されたのでありがたく受け取る。

阿「寝不足？」

「…昨日、ちょっとね」

阿「そっか、」

早朝からの稽古の前日、3時過ぎまで起きていたらそりゃ体だって悲鳴をあげる。
それに私は、みんなよりも体力ないから余計に…ね。

「阿部ちゃんだけだよ、心配してくれるの」

阿「そんな事ないでしょ？」

「ほら見てよ、みんな知らんぷりだもん」

周りを見渡せば他のメンバーはそれぞれが話しながら寛いでいて、心配されたい訳じゃないけどちょっとむかつく。

・・・それに比べて阿部ちゃんは…神だな。

「いつも1番気にかけてくれてありがと」

阿「どういたしまして。ってやけに素直じゃん」

「たまには私だって素直なんですー」

思えば阿部ちゃんっていつも私の体調不良に気付いてくれるよなぁ…なんて。
それだけ周りのことを見てるのかもしれないけど、阿部ちゃんの優しさが身に染みる。

・・・頼れるメンバーだよ、本当に。

阿「Aさ、今日暇？」

「ん？」

阿部ちゃんのほんの少し震えた声が耳に届いた。