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A「……っ!」

崖のふちで止まり、来た方を見る。

少し間を空けて、不審者が現れた。
その後ろから三人程出てくる。


逃げるのに必死で気付かなかったが、どうやら不審者は複数人いた様だ。

不審者が明るい所に出た。
見覚えのある装束の色に、目を凝らす。


A「…まさか、タソガレドキか」


雑渡「そうだよ、よく分かったね。
 

  ところでだけど。
  うちの部下達を殺ったのは、キミだろう?」


不審者がニコニコ笑いながら、本題をぶち込んできた。

バレたのか。


となると、復讐の可能性がある。
取り敢えず今は、少しでも時間を稼ぎたい。


ジャリっと音を立てて、後退する。

慎重に、後ろ手に煙玉を隠し持った。


A「…だとしたら、どうする?」


雑渡「別に?むしろ、感謝するよ」


予想外の事を言われ、少し動揺する。
どう言う意味なのか。


雑渡「あの部下達、実は他所の城の回し者だったんだ。
  だから、自由に行動する前に始末しようと思ってたんだけど…
 
  君が代わりにやってくれて、手間が省けた。ありがとう」



二の腕に鳥肌が立つ。

こいつ、見た目どころか中身までヤバい奴だった。


相手の目を見ながら、一歩、二歩と下がる。




勘付いて動かれる前に、地面に思い切り煙玉を投げつけた。

不思議な子(1):雑渡視点→←黒ずくめの不審者 (1)



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作品ジャンル:アニメ
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たうふ(プロフ) - 出来ればモブはなるべく出したくないですね。あくまで主目線で書くので。ちょっと大人しいクラス、みたいにしたいです (2022年11月30日 20時) (レス) id: d63725ab51 (このIDを非表示/違反報告)
ナツフユ(プロフ) - 五年は組はどんなキャラになるんだろう (2022年11月30日 19時) (レス) id: 0f4d4373eb (このIDを非表示/違反報告)
たうふ(プロフ) - 存在はするらしい(安藤先生より)けど、出てきた事はありませんからねぇ (2022年11月30日 18時) (レス) id: d63725ab51 (このIDを非表示/違反報告)
ナツフユ(プロフ) - 五年は組の初登場回がこれだったらいい (2022年11月30日 3時) (レス) id: 0f4d4373eb (このIDを非表示/違反報告)
たうふ(プロフ) - ナツフユさん» そうですね。お爺ちゃんっ子みたいで、かつ思春期に入るくらいの感じです (2022年11月29日 15時) (レス) id: 83a0aeaebb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たうふ | 作成日時:2022年9月2日 1時

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