第57話 ページ15
飯「！
来たか麗日くん…！」
麗日の笑いに気づいた飯田
飯「君が一人で来ることは、爆豪くんが飛びだした時点で判っていた！
触れた対象を浮かしてしまう"個性"
だから先程………
君対策で、このフロアの物は全て片付けておいたぞ！
これで君は小細工出来ない！
ぬかったなヒーロー！」
フハハハハハハハ！っと笑いながら敵を演じる飯田
麗「様に……！！なってる………！！」
〜緑谷side〜
緑「(読まれることを避けて、蹴りで攻めてきたんだ…！
警戒されたんだ…もう簡単には、間合いに潜り込めないぞ…
策を考えないと……！)」
ｼﾞｼﾞｼﾞｯ
《デクくん！》
耳につけている小型無線機から麗日の声が聞こえる
緑「麗日さん！どう！？」
麗《飯田くんに見つかっちゃった！ごめん！
今ジリジリと…》
緑「場所は！？」
飯「手荒なことはしたくない！
しかし…！」
麗《5階の真ん中フロア！》
緑「(ほぼ真上だ！！)」
現在緑谷がいる位置と麗日がいる位置は、ほぼ真上と真下の関係にある
緑「もう時間はそんなにないハズ！
タイムアップは敵側の勝ちだ！
(……………ここだけは…
ここだけは負けたくない―――――――――――…！)」
ｶﾞｺﾞﾝ
爆「溜まった…
何で使わねぇ…舐めてんのか？
デク………」
緑「かっちゃん！」
血走った目をする爆豪
歯を食いしばり、目の前の敵を見る緑谷
緑「(やるしかない…！
やれる！やれるさ！！)」
緑「もう…君を怖がるもんか！！」
爆「てめぇのストーキングなら、もう知ってんだろうがよぉ…」
右腕を緑谷に向ける爆豪
緑「？」
爆「俺の爆破は掌の汗腺から、ニトロみてぇなもん出して爆発させてる」
不敵に笑いながら喋る爆豪はどこか不気味だ
緑「……？」
爆「「要望」通りの設計なら、この籠手は、そいつを内部に溜めて……」
伸ばした右腕の籠手にある上部分を左手で引く
《(それって…
まさか……！！！)
爆豪少年！ストップだ！
殺す気か！！！！》
A「あのガキ…！」
爆「当たんなきゃ死なねぇよ！」
PING
ドゴォォォォォォ！
爆音と共に建物が激しく揺れる
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作者名：シエルマイスター | 作成日時：2018年5月1日 23時
