調和ヒーロー物語No.2 (ページ12)

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第54話ページ12

爆「ビビリながらよぉ……………

そういうとこが…

むかつくなあ！！」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
その頃核の前に待機の飯田は…

飯「爆豪くんめ！

勝手に飛び出してしまった…

何なのだ彼は！

もう!!!」

勝手に飛び出していった爆豪に対してグチグチしている彼であった

緑谷side

家が近所だったってことで、僕とかっちゃんは幼馴染だ

何でも「やれば出来てしまう」タイプでガキ大将の乱暴者

善し悪しはともかく自身に満ちたかっちゃんの背中は、僕にとってかっこいいものだった

けれど………

"個性"か発現してからはｰｰｰｰｰｰｰｰ……

それらが悪い方向へ加速した

人は生まれながらに平等じゃない

これは齢四歳にして

皆が知る社会の現実。

緑谷sideEND

爆「ムッカツクなああ！！！！」

爆豪のイラつきがだんだん増してきた

コイツ…本当にヒーロー志望か？

疑いたくなるほどの私情を挟んだ行動と、敵を連想してしまうほどの口の悪さ

飯《オイ爆豪くん！！

状況を教えたまえ！どうなっている！？》

通信機から飯田が爆豪に状況報告を聞いている

爆《黙って守備してろ……！

ムカツいてんだよ…俺ぁ今ぁ…！！》

ﾌﾞﾁｯ！

飯「気分聞いてるんじゃない！！

おい！？

切れた……！！マジか奴！！」

～モニタールーム～

切「アイツ何話してんだ？

定点カメラで音声ないとわかんねぇな」

オ「小型無線でコンビと話しているのさ！

持ち物は＋建物の見取り図」

オ「そしてこの確保テープ！

コレを相手に巻き付けた時点で「捕えた」証明となる!!!」

芦「制限時間は15分間で「核」の場所は、「ヒーロー」に知らされないんですよね？」

オ「yes！」

芦「ヒーロー側が圧倒的不利ですね、コレ」

A「ヒーローたる者、理不尽な行動をする者、自分勝手な奴を捕まえるのが仕事

ヒーローとは常に理不尽と戦いながらやっていかなければならない仕事だよ、芦戸」

モニターを見ながら横目で芦戸を見る

オ「相澤くんにも言われたろ？

アレだよ！！

せーの！」

「「「Plus U 青「あ！ムッシュ爆豪が！」

Boooom！！

爆破の勢いを利用し、緑谷に近づく爆豪

緑「！」

緑「麗日さん！行っ

ぐっ！！！」

GRACK！！

緑谷を気にしながらも背を向けて走り出す麗日

爆「余所見か！余裕だな！！」