ま ページ10
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その理由はボクがカメラマンになる経緯にある。
きっかけは近所の写真屋のじいちゃん。小学校のころは毎日帰りにそこに寄って、じいちゃんとダラダラと話して帰っていた。表に飾ってあるサンプルの家族写真がすごくきれいで、じいちゃんに撮らせてよって何回も言ってたんだけど、じいちゃんは絶対にカメラに触らせてくれなかった。
じいちゃんの腕は確かにあった。たまーに来るお客さん、例えば受験の願書に貼る証明写真を撮りに来た学生さんがいたんだけど、その人を撮るときじいちゃんはずっと笑顔だった。「リラックスしてね〜」とか、かける言葉はすごく優しいんだけど、なんていうか雰囲気とかオーラはやっぱりプロで。めちゃくちゃカッコよかった。
雰囲気に圧倒されてというか、まぁボクも成長して中学生になってオトナの階段を上り(？)、カメラについてなんにも言わなくなってしばらくしたとき、突然、
「雅紀、じいちゃんの写真、とってくんねぇか」
って言われた。
よくわかんなかったけど、「うん」ってとりあえず答えた。
いっぱい説明してもらった。あんなに一方的に喋られたのはあれが最初で最後だったかもしれない。
ぽつんと座るじいちゃんを前にとりあえずシャッターを切る。パシャって音がして、びっくりするほど周りが光って、全然 撮った、って感覚がなかった。
じいちゃん、すげー……
心底思った。
「雅紀が満足する写真を撮れよ？じいちゃんはそれが良いから」
やっぱりじいちゃんはすごいなと思った。ボクが苦戦するのを見かねてかけてくれた言葉。これは一生忘れないと思う。
「じいちゃん、笑って〜？」
パシャ、
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文(プロフ) - 智真さん» ありがとうございます♪時期は関係ないですよ、雰囲気が大切です(笑) また遊びに来てくださいね〜！ (2015年3月14日 17時) (
レス) id: b271c369dd (このIDを非表示/違反報告)
智真 - 初めまして(^-^)読むべきシーズンが違いますがε-(´∀｀; )タイトルに惹かれて読まさせていただきましたm(__)mすっごく面白かったです♪( ´▽｀)こういうXmasのストーリーを読んだことが無いので新鮮で良かったですV(^_^)Vこれからも頑張って下さい( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年3月14日 14時) (レス) id: 747d9cb02c (このIDを非表示/違反報告)
文(プロフ) - 阿貴さん» 初めまして。ありがとうございます。そう、ふっきれた嵐さんが書きたかったんです。私。← コメ本当に嬉しいです。またよろしくです(o^^o) (2015年1月1日 15時) (レス) id: b271c369dd (このIDを非表示/違反報告)
阿貴(プロフ) - はじめまして!!タイトルに惹かれて読んだら甘過ぎずふっきれた嵐の皆さんが素敵な話ですね(。・ω・。)すごく面白かったです (2014年12月31日 0時) (携帯から) (レス) id: f05717cdd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文 | 作成日時：2014年12月4日 23時
