~束縛~ A.Shirahama

束縛 14 ページ14

涼太side


なんとか、亜嵐くんを宥めて家に帰した

早く帰らなきゃ！


タクシーに乗って家に直行
家に入ったら龍友くんがリビングにいた

涼「あれ？Aちゃんは？」

龍「さっきまで起きてたんやけど、寝てしもたから
ベッドに入れといた、勝手に入れたことはごめんな」

涼「大丈夫、大丈夫
そこまで、冷たくないからw」


そんなこんなでしばらく話していると
Aちゃんが起きてきた

『あっ、涼太くんおかえりなさい
勝手にベッド入っちゃっててごめんなさい』

涼「大丈夫だよ、あ、傷口の手当て直そっか」

『ありがとう』

そう言ってきたAちゃん

涼「あ、ごめん、ちょっと脱いでくれるかな
背中とかお腹とかの傷も手当しないとあとが残るから」

『え、あ、』

あ、ダメだったかな

わかりやすく、困っていた

龍「大丈夫や、傷見てもなんも言わんで安心せぇ」

龍友くんがそう言うと
静かに着ていた玲於のジャージを脱ぎだした

脱いだ体を見ると、至る所に傷がついていた

涼「よく耐えたね、あっちょっと染みるよ」

『仕方なかったの、これに耐えなきゃ
また、亜嵐が崩れちゃうから、私が傷つくことで
亜嵐は苦痛に耐えれていたんだよ』

龍「苦痛？」

『あっ、何でもないよっ、手当て終わった？』

涼「あとは下半身だけだね」

『っ！下半身はいいよっ！
ごめん、ちょっとトイレ借りるね』

涼「あ、うん。」

俺の返事を聞く前にAちゃんはトイレに行った

龍「なぁ涼太、なんか、隠してるよな？」

涼「そうだね、これから少しずつ話させてみるよ」


Aちゃん君は何を背負ってるの？

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