~束縛~ A.Shirahama

束縛 12 ページ12

Youside


『お願い。だから、帰らせてよっ』

裕「俺の質問に答えろやっ！お仕置きって何やねん！
お前ら2人は幸せそうやったやないかっ！
何が変えたんや、亜嵐くんの何がっ！」

そんなに怒鳴らないでよっ、
私だって、分からないのにっ


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


そんなとき、玲於の家のインターホンがなった
確認しに行った玲於の顔が青ざめてて分かった

玲「やばいっ、亜嵐君が来てる」

『どうしよっ、またっまたお仕置きされるっ
また、地下室にっ』

そうやって焦ってる私をよそにして
体がふわっと浮き上がった、俗に言うお姫様抱っこ

龍「おれ、とりあえずこいつ連れてくわ
みんなは上手く亜嵐くんの気逸らして

隼、ここにAちゃんがいるように見せるために
このベッドに寝とけ、亜嵐くん来たら起きろよ
ほんまに寝たらあかんぞ

涼太、家の鍵貸して
こいつ、涼太んちに入れるで」

涼「あ、うん、」


龍「おれは、玄関横のクローゼットにこいつと隠れとくわテキトーに寝室におびき寄せて時間稼いで
寝室入ったらLINE入れて
その間に出てくわ

Aちゃん、ええか？
こっからは、しばらく亜嵐と会わせられへんくなる
あんたがどれだけ会いたいって言っても無理や」

そう言われた時、少し困った

亜嵐に会えなくなるのはやだ、好きだもん
かと言っていま、家に戻ってお仕置きされるのもやだ

ｺｸｯ

だから頷くしかなかった

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