第十六話 ページ16
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「よし、脳内インプット」
『家までの道のりを無駄な記憶力使って覚えんな』
何度振り払っても効き目が無かったので気を緩まそうと自我を落ち着かせて承諾した
のが、間違いだった
これ駄目やん、この人ストーカー予備軍やん
「まあまあ、これからはフジに頼むからさ」
『だから私の選択権は』
そんな私の一言をガン無視して「じゃあね〜！」とヒラヒラ、その名の通り去って行く
なんてお気軽野郎だ、私の精神無駄に疲れさせやがってあの黒餡ふわふわ饅頭
「…疲れた、相当疲れたぞ今日は」
玄関を閉めて一言目
溜息すら出ないように詰まる緊張感が解ける
我が家の匂い、夜ご飯の匂い
泣きそうである
『実家のような安心感』
「いや実家だろ」
そうツッコミながら目の前を真顔で歩いて行く実兄
なんとも冷たい男である
「…いやお前やつれてね？」
『色々あるんだ癒してくれ』
「動物の動画でも見てろ」
そう言いつつテレビの前へどすんと座り込む
陣取ってんじゃねぇかよお前…
手際よくゲームを起動させ、早速と言わんばかりにホラーゲームを差し込む
大学が休みの日はいつもこうだ
部屋に篭ってパソコンでゲームをするかテレビでゲームをするか
母さんも父さんも私も許して甘やかすからこうなったのだが
兄に人間の友達とやらは存在するのだろうか
いや、居ないと思う
「てかさあ、」
『はい兄上』
「さっきのアレ、彼氏？」
アレってお前
『ええ見えてたのかよ…いや違うけど』
「ふうん」
『彼氏はアレじゃない』
「ふうん…！？」
なんだその声
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じーにゃ(プロフ) - はなつんさん» そうですね、自分の中では女兄弟に挟まれた真ん中っ子の男性はふと見せる弱い部分が妹気質だったりするので参考にさせて頂きました^^キャラがぶれていくので発言内容は御本人ぽさを保てる様気を付けます^^； (2018年11月3日 6時) (
レス) id: 31d28d6189 (このIDを非表示/違反報告)
じーにゃ(プロフ) - しらたま。さん» コメント有難う御座います^^ギャグと言うよりもう高速突破の様な感じですがそう言って頂けるととても嬉しいです!自分も独り言言いながら書いてるので(不気味)キモくないですよ…これからも宜しくお願い致します^^ (2018年11月3日 6時) (レス) id: 31d28d6189 (このIDを非表示/違反報告)
はなつん(プロフ) - フジさんがかわいい!かわいすぎます!男らしくなくっていいよ!(><) (2018年11月3日 2時) (レス) id: f6b0d69d01 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま。 - 好きです（唐突）ずっと応援します。ギャグセンスありすぎてひとりでニヤニヤしてます（キモッ）続きがとても気になります！永遠に終わって欲しくない作品です！ (2018年10月30日 20時) (レス) id: dbff3de83f (このIDを非表示/違反報告)
はなつん(プロフ) - 主人公ちゃん、大丈夫でしょうか?続きが気になります! (2018年10月28日 1時) (レス) id: f6b0d69d01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じーにゃ | 作成日時：2018年5月2日 5時
