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「…出来た」
『さすニキ…』
「さすニキ？」
目の前に広がる二人分の問題集
オリジナルとはいえ、当校現役(？)三人が集って大学生指導で作ったから
「いや、だいぶ傑作だろ？」
「うっしーすげぇ…」
「いや本当…」
フジくんとキヨさんはキラキラした目で兄を見詰める
それを照れながらフフンと笑う兄は誇らしげ
にしても、あの二人遅いな
スマホをチラリと見てもメッセージは無いし、寝坊とか…
そう、考えている時
「キヨ！お待たせー！」
「悪い、遅くなった…」
ニコニコと突っ込んで来たヒラさんとそれを制御しつつ汗をかいているこーさん
あれ？とヒラさんは兄に気付いて「こんにちはあ」とフワフワ笑顔で会釈した
兄も笑い掛けて、二人が中に入る
『よし、じゃあ始めま、』
「じゃーん！持って来た！」
『ななな何を？』
遮られた私は吃りながらヒラさんを見上げた
それは顔を背けたこーさんを除く他三人も同じで
ヒラさんは意外にも大荷物で、手に持ったビニール袋を私達に掲げた
『そ、それは…？』
「えっへへ」
「ヒラ、まさかそれって…」
フジくんが引き攣った笑顔でヒラさんを見ると、意気揚々とした笑顔でビニール袋をひっくり返した
そこから降ってきたのは多種多様の菓子
菓子、菓子
もう尽く菓子
「差し入れ！」
「すげぇヒラ！ポテチ食っていい？！」
「いいよ〜！」
『馬鹿か？』
キヨさんは単純なのかなんなのか普通にヒラさんからポテチを貰って子供みたいに食い付いた
「すまん、俺止めたんだけどこれだけはって聞かなくって」
「と、糖分は…必須だよね…」
「キヨさん良い食いっぷり〜！」
「うんめ〜！」
背後で貪り食うキヨさんを楽しそうに見詰めるヒラさん
それを宥める様にするこーさんとフジくん
『あっっま…皆さんヒラさん激甘ですやん…』
「めちゃくちゃ食うじゃん…」
それを兄と私は普通に引き目で見る
『でも、まあ…』
にこやかに笑い合う四人を見て、兄と私は溜息を一つ
『美味しそうに食べるし、ね』
「はは、気休めになんならいいんじゃねぇの…」
「Aちゃんもうっしーさんも食べなよ〜！」
『は、はーい』
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ぽる。(プロフ) - 今更ながら前作から最新話まで読ませていただきました。夢主ちゃんとfjなどの関係性がとにかく素敵で…これからの更新も楽しみにしています。陰ながら応援してます！ (2019年3月28日 21時) (
レス) id: bb0f926a5a (このIDを非表示/違反報告)
じーにゃ(プロフ) - えだまめだまさん» コメント有難う御座います^^前編に続き御閲読心から感謝致します。最後の台詞は深く考えた訳ではなかったのですがそう言って頂けて嬉しいです笑 (2019年2月21日 8時) (レス) id: 5909a2dfba (このIDを非表示/違反報告)
じーにゃ(プロフ) - 暁ーあかつきーさん» コメント有難う御座います^^御閲読心から感謝致します。これからも宜しく御願い致します。 (2019年2月21日 8時) (レス) id: 5909a2dfba (このIDを非表示/違反報告)
じーにゃ(プロフ) - 闇猫さん» コメント有難う御座います^^続編にまで御付き合い下さり感謝致します。最後の台詞はそう深く考えた訳ではなかったのですがそう言って頂けて嬉しいです笑 (2019年2月21日 8時) (レス) id: 5909a2dfba (このIDを非表示/違反報告)
えだまめだま(プロフ) - 突然失礼致します…前作から読ませて頂いております！これからも無理せず更新頑張って下さい。あと「フジの顔ガチで般若」でカフェラテ吹きました、返して下さい。 (2019年2月20日 20時) (レス) id: 3a87b5f3b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じーにゃ | 作成日時：2018年12月4日 12時
