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「整列！！」
「…は、はい！」
こーさんの返事からワンテンポずつ遅れてその他二人も慌てて一列に並ぶ
「番号！！」
「いち！」
「に！」
「さん！」
『本能…』
洗練されたかのような有り様だ
何やら軍曹の様に拝まれるヒラさんが胸を張って語り出したらしく、三人はこくこくと頷いていた
教室の隅からはよく聞こえないので、取り敢えず収まった暴動を野次馬しようと近寄った
「と、言うことで」
その気配を察したらしく、華麗にくるりと振り返るヒラさんとバッチリ目が合う
どういうことなのだろうか、嫌な予感しか無い
「平均ちょい上族のキヨフジと、A先生を講師に迎えた勉強会を行います！」
「はあ！？」
「A先生！？なんかいい！！」
『そこじゃないだろ！！なんで私も！？』
二対二で丁度いいでしょ！！と抗議するが、耳を傾けようともしないのでこれは駄目だ
二人に三人がかり、ヒラさんのある程度の学力は分かる、けど
『こーさんって勉強苦手なんですか…？』
この人は学級委員とかそういう類のものを熟しているから上位なものだとばかり
その問いにこーさんは優しい顔を苦笑いでいっぱいにして頷いた
と言えど未知数、意外でしか無かったもんで
『ヒラさんのはさっき大体分かったんです、セーフ寄りのアウトレベルなんだなって』
「高一最初の期末だからさあ、中間で気抜いた分が怖くって」
「自業自得だべ？」
「そうとも言う」
「そうとしか言わねぇよ」とフジくんに突っ込まれてもニコニコとしている辺り、お墨付きだな
その二人の背後でキヨさんがこーさんにコソコソと耳打ちをしている姿が目に入る
『こーさん』
「ひゃいっ」
「んだその声」
大きな瞳が少し困惑していているらしく、小さく揺らめいている
それに首を傾げて問う
『こーさんは、苦手科目があるとかですか？』
「…それが」
「眞鍋、それどころじゃねぇぞ」
『え、』
ニヤニヤとするキヨさんに少し戸惑いつつも次の言葉を待った
ゴクリ、と生唾を飲む音が鼓膜に響く
『…もしかして』
「そのもしかして、こいつ学年ワースト二位だから」
『こ、こーさ、』
「て…てへっ？」
その言葉に、私は少し目眩がした
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ぽる。(プロフ) - 今更ながら前作から最新話まで読ませていただきました。夢主ちゃんとfjなどの関係性がとにかく素敵で…これからの更新も楽しみにしています。陰ながら応援してます！ (2019年3月28日 21時) (
レス) id: bb0f926a5a (このIDを非表示/違反報告)
じーにゃ(プロフ) - えだまめだまさん» コメント有難う御座います^^前編に続き御閲読心から感謝致します。最後の台詞は深く考えた訳ではなかったのですがそう言って頂けて嬉しいです笑 (2019年2月21日 8時) (レス) id: 5909a2dfba (このIDを非表示/違反報告)
じーにゃ(プロフ) - 暁ーあかつきーさん» コメント有難う御座います^^御閲読心から感謝致します。これからも宜しく御願い致します。 (2019年2月21日 8時) (レス) id: 5909a2dfba (このIDを非表示/違反報告)
じーにゃ(プロフ) - 闇猫さん» コメント有難う御座います^^続編にまで御付き合い下さり感謝致します。最後の台詞はそう深く考えた訳ではなかったのですがそう言って頂けて嬉しいです笑 (2019年2月21日 8時) (レス) id: 5909a2dfba (このIDを非表示/違反報告)
えだまめだま(プロフ) - 突然失礼致します…前作から読ませて頂いております！これからも無理せず更新頑張って下さい。あと「フジの顔ガチで般若」でカフェラテ吹きました、返して下さい。 (2019年2月20日 20時) (レス) id: 3a87b5f3b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じーにゃ | 作成日時：2018年12月4日 12時
