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「…え？？」
よく聞こえなかった
って言いたいところだけど結構よく聞こえた←
「いいですか？」
「え、ちょ、待ってよ！！」
しかもこの人日本語おかしくない？
"拾ってください"ならまだしも、"拾ってくれますよね"って…
当然私の思考は停止。
しかも今日バーで飲んだお酒が回ってきて記憶すら疑っている
「大丈夫ですか？ぶどうのいやらしい匂いがします。」
そりゃそうよ。ワイン飲んだんだもの…
でもいやらしくなんてないわ多分…
どうしよう…歩ける気がしない…
「…家に、連れて行って」
「え。」
「…近いから、お願い」
とりあえず帰りたい。
それでこれが夢だと信じたい。
それ一心で彼に頼んだ
そこからの記憶はもう私にはない_________
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作者名：Uta | 作成日時：2015年8月13日 15時
