入社祝 ページ16
Aside
A「ほうほう、それで任務がこんなに遅れた理由には?
ルーシーが関わってたというわけね?」
ルーシー「……。」
A「あのねぇ…
任務の邪魔をした挙句、無意味に社員の命を危機に晒すんじゃないよ!!!!!」
3人((ビクッ
A「嫌いだから言ってるんじゃないの、
命に関わる事だから言ってるんだよ。」
中島「Aちゃん、もういいから(汗)」
A「敦くんがこう言ってるからもう言うの辞めるけど、本当に冗談でもやめなさいね。
それから任務の邪魔をした責任はとってもらいます。」
中島「え……Aちゃん?!なにするの?!」
泉「野蛮なことじゃないんでしょ。」
A「当然。
知ってるんでしょ、書類のあった船。」
*:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ
ルーシー「ここよ。」
中島「依頼書のカバンだ。
あれ?妙だな。中身がない。」
ルーシー「あたし盗んでないわよ?!」
A「よく見せて。
あ、鏡花ちゃん。」
泉「うん。底に何かある。」
一旦、探偵社の1階にあるお店に行って
書類を見てみる。
そこには
【調査報告書】と書かれ、
ファイルには『入社祝』と付箋がはられてた。
その報告書には
鏡花ちゃんの両親のことが書いてあった。
3年前のことだから鏡花ちゃんはまだ11歳。
学生で言うと…小学五年生。
端的に言うと
夜叉白雪は元々鏡花ちゃんの母親の異能力で、
血液を体内に染み込ませて体を操る異能から鏡花ちゃんを守った。
両親が亡 くなった理由は鏡花ちゃんの異能力でも
夜叉白雪のせいでもなかった。
ルーシー「A。」
A「うん…。」
中島「鏡花ちゃん…なにか僕に」
ルーシー「馬鹿。行くわよ。」
カランッ
中島「痛たた!」
ルーシー「鈍感ね、親の仇だと思ってた異能が親の愛そのものだったのよ。」
A「今は、1人の方がいい。」
ルーシー「帰るわよ。」
中島「でも…一体誰が報告書を?」
大方予想はつく。
こんなにしっかりとした報告書なんてらそう作られることは無い。
ましてや14歳女の子の両親の過去など、
しかも入社祝い、それを知っている人は限られてくる。
先日耳にした
政 府の輸送車襲撃。
事件の跡を見た限り刀を使われた形跡が見えた。
鏡花ちゃんのためにここまでできる人なんて、
一人しかいない。
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作者名:英英王 | 作成日時:2019年7月8日 15時