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ちゃんとした恋人 ページ14

Aside




自分から連絡するのは…




迷惑かもしれないけど





送ろうとした。





通知順は一番下で



それを確かめたくなかったから




アカウントからトークを引っ張ってこようとした。







A「え…?うそ、見れない。なんで?!」





今まであったタイムラインの投稿が見えなくなっている。



トークを開いて見ると






メッセージが遅れないようになっている。





なんで…



なんで…なんで…



なんで…なんで…なんで…





その後 どこかに繋がりが欲しくて




トーク内容を初めからゆっくり見直した。




この前の自分の中の疑惑を解決するために。






『好き』




そのたった二文字を探した。








でも………。






結局見つからなかった。






その後のことはあまり覚えていない。





*:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ


部活が終わり




最寄り駅で涼羽くんのことを誰かに話したくて…



聞いて欲しくて…





いつも駅まで送ってくれる秀が聞いてくれた。





秀「………。」




A「ごめん…こんなこと秀に話して。」





秀「スッキリした?」






A「少し。」




秀「このこと青葉に話したの?」




A「明日話す。」




秀「明日学校休みじゃん。」




A「映画に行ってくる。バスケアニメ。」



秀「あれ、もうそんな時期?」




A「もう3月だよ。」




秀「1年ももう終わりかぁ。」




A「秀はいいの?彼女のこと。

彼女いるのにあたしのこと送ってていいの?」




秀「マネを送るのは顧問命令じゃん。


それからおれ別れたから。」




A「は?…え?なんで?」





秀「いや、俺部活とかで相手できないし。
不安にさせたりするのが嫌だっただけ。


恋人同士がやることはちゃんとした恋人でやって欲しいから。」





なんだか…酷く胸に残った。

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作者名:英英王 | 作成日時:2018年6月14日 16時

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