正義とは ページ44
Aside
中島「僕には分からない。」
A「私にも言えないことはある。
でもね、私が武装探偵社に入るきっかけを作ってくれた大切だった人。
その人に人を救う側の人間にれって言われた。
だから私は自分が痛い思いしたって苦しくたって、
助けられる人は助けたい。」
中島「大切だったって…」
A「その人は、今この世にはいない。
だからその人の意志を受けた私は
辞めるわけにはいかない。
これが私なりの正義。」
中島「だったら、僕が止めるよ。
Aちゃんが痛い時、苦しい時、
僕が止める。僕が守る。」
A「なんで敦くんがそこまで…」
中島「初めて出来た大切な人が苦しんでるのに
見て見ぬふりできない。」
A「優しいね。
敦くんの過去のことなんだけど、
私も気になるから
話せる時でいいから話してよ。
私も話せる時が来ればちゃんと話すから。」
中島「うん。」
A「言い訳するとさ、
私が過去のことを話せない理由は
まだ怖いからなんだ。
敦くんを疑ってるわけじゃないんだけど、
嫌われるのが怖い
周りの目を気にしちゃう。
どう思われてるとかも気にしちゃう。
変に思われてたら嫌だ。
私と一緒にいる人も悪いように思われるのは嫌だ。
だからちょっと探偵社にいることに引け目を感じる時がある。
前にいた所でもそうだった。
いい人すぎて怖い時もある。
信じたいのに信じられない時もある。
自分がよく分からないんだ。」
中島「僕もだよ。
ずっと1人だった。
確かに僕は孤児院にいた。
でも追い出されて異能力をもってることを知って、
探偵社にはいってAちゃんや太宰さんに出会った。
暗い過去はあるけど、これから先は明るい過去にしていけると思うんだ。
大丈夫、とまでは言えないけど
少なくともAちゃん達がいてくれれば
僕は未来も想像出来るくらい明るいんだよ？」
A「明るい未来か。私にもあるのかな。
光を求めてもいいのかな。
私は敦くんが思ってるよりいい人じゃない。
それでも明るい未来があるって思う？」
中島「そう思えてる時点でいいひとだと思うけど。
Aちゃん、一緒に頑張っていこうよ。
僕は僕がやりたいことのために
Aちゃんも自分の正義のために。」
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暗白タクミ(朝霧夜宵)(プロフ) - 挨拶も無しにすみません。 もしかしたら勘違いかも知れないですが。 (2019年5月15日 12時) (
レス) id: f3ab0d9732 (このIDを非表示/違反報告)
暗白タクミ(朝霧夜宵)(プロフ) - VS龍之介 にて龍之介の一人称は『僕(やつがれ)』ではないでしょうか？ 『俺』になっています (2019年5月15日 12時) (レス) id: f3ab0d9732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：英英王 | 作成日時：2018年3月23日 17時
