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42話:合宿1日目 ページ43
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入浴が終わり、女湯の暖簾をくぐると、丁度男湯から、部員が出てきた。
『お疲れ様です、今上がりですか？』
「あ、ぅ、うん…っ」
菜「？、ゆっくり休んでくださいね」
お風呂上がりだからなのか、部員のみんなの顔が赤いように感じた。
大「A！」
『あ、大毅もお風呂上がり？』
大「おん、なぁ少し話せぇへん？」
『ええよ！あ、でも菜沙那……、が、』
.
後ろを振り返ると、菜沙那と藤井くんが楽しそうに話しているのが見えた。
その時、藤井くんが、菜沙那の髪に触れそうになった。
_____……ところで、私の視界は暗くなった。
『大、毅……』
大「いいから、行くで」
どうやら、大毅の手のひらが私の目を塞いでいるようだった。
大毅の優しい声に、私の心は少し救われたような気がした。
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作者名：りんな | 作成日時：2017年4月24日 18時
