41話:合宿1日目 ページ42
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菜「A、お風呂入りに行かない?」
夕食も終わり、就寝まで自由時間。
私も部屋でゆっくりしていたら、菜沙那から入浴のお誘いが。
『そうやね、そろそろ入ろうか!』
菜「ええ。浴衣もあったの、着ましょう」
『わぁ…っ!ほんまや!着よう着よう!』
着物を片手に、部屋を出る。
女湯の暖簾をくぐり、脱衣所へ足を運ぶ。
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『うわぁ!広いで!菜沙那!菜沙那!』
菜「はいはい、今行くわ」
『さすが旅館…!広いし、綺麗!
しかも2人で貸切やで〜〜!!』
菜「ふふ、興奮しすぎよ」
『ええ、だって〜…!…………ん?』
広い温泉に、1人感動していると、大毅らしき声が聞こえてくる。
………男湯からかな?
菜「男子のみんなも、入り出したのね」
『……そうみたいやね!』
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正直、食事の時のことがあって、2人きりはきつかったから、少し安心した。
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「いや〜、やっぱ菜沙那ちゃんは綺麗よなぁ」
「俺らの癒しよなぁ」
男湯の方から、菜沙那を褒める声が。
菜沙那は、少し照れながら、「なに言ってるんだろうね」なんて言いながらはにかんでいる。
「確かに菜沙那ちゃんも綺麗やけど、Aちゃんも可愛いよなぁ〜っ」
『っ!』
菜「ふふ、だって」
『…これ、恥ずかしいわ』
菜「ね」
2人で ふふ と笑いながら、温泉に浸かり、今日の疲れを癒した。
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作者名:りんな | 作成日時:2017年4月24日 18時