記憶の星【Ryusei.F】 (ページ40)

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39話:合宿1日目ページ40

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村「んじゃ！練習始めるで！」

旅館の少し離れた場所に、サッカー場のような広場があるということで、移動してきた。

なかなか広く、自然に溢れる綺麗な景色。

村上監督のその言葉に、みんながランニングを始める。

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菜「……さて、私たちはどうしましょうか」

『すごい……自然ばっかりやなぁ…』

菜「なかなか見慣れない光景よね」

『そうやね、綺麗………、あ』

藤井くんが、私の視界に入った。

みんな同じユニホーム着てるのに彼が目立つのは、彼が身長が高いからなのか、この恋心のせいなのか。

……綺麗な、汗。

菜「A？」

『あっ、ごめん！』

菜「ふふ、とりあえずドリンク作りましょう」

呆気にとられていた私の背中を、優しくポンっと叩く菜沙那。

ドリンクを作る、菜沙那の横顔も綺麗やなぁ…。

さっきの藤井くんと、同じくらい…、。

菜「なぁに？私の顔に何かついてる？」

『……えっ、あ、ごめん！』

菜「ふふ、おかしいんだから」

『へへ……よし、できた！』

菜「じゃあ、置いといて、旅館の方へ行きましょうか」

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そのあとは旅館に戻り、ご飯を作ったり、洗濯をしたりして、みんなの帰りを待っていた。