28話 ページ29
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小瀧くんと知り合って、早1週間。
たまに藤井くんと小瀧くんといつもの4人でご飯食べたり、お喋りしたりする機会も多くなってきた。
それでも、私は藤井くんとはうまく話せず、あまり恋の方向には進展していない。
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そんな中、事件は起きた。
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大「Aーーーーっ!!!!!!!!」
『……うっるさ!!』
神「どうしたん、朝から大声出して」
朝練終わりの大毅が、大声を出しながら、私のもとに駆け寄ってくる。
私は神ちゃんと雑誌を読みながら、 このキャップいいな〜 なんて話してた所なのに。
『そんなに焦ってどないしたん?』
大「一生のお願いがある…!」
『それ、こないだ購買でパン奢った時にも言うてたやん』
大「一生のお願いや!!」
『無視か』
大「サッカー部のマネージャーになってくれ!」
『へ……?』
大「え?やってくれる!?ありがとう!!」
『ちょ、待って待って!!』
大「ん?なに?」
『なに? やあらへん!なんで急にマネージャーやの!』
大「いいやーん、どうせ暇やろ?な!」
『いや、暇やけど……暇ですけど!』
神「ちょ、シゲ。一旦落ち着いて理由説明しいや、な?」
1人で淡々と話を進める大毅に、神ちゃんが優しく声をかける。
大毅は、ハッと気付いたような顔をした後、説明を始めた。
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作者名:りんな | 作成日時:2017年4月24日 18時