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3ー5 ページ30






『はふっ…ん、んま…』


「Aさん、マヨネーズ付いてますよ」



親指で私の頬に付いたたこ焼きのマヨネーズを救い取り、クスクス笑う。

何だか少し恥ずかしくなって、そっぽを向く。



その隙を狙われたのか。

また、頬に柔らかいソレが当たった。



『…またですか?』


「またです」



そう言って安室さんが微笑んだ瞬間。


強い殺気が、私達に突き刺さった。



『っ!』



安室さんも感じ取ったのか、キョロキョロと当たりを見回す。



「…Aさん、またストーカーの類いの可能性があります。僕から離れないで下さい」


『…はい。』



こちらに手を差し出したので、その手をとると安室さんはまた歩き出した。


今度は輪投げをやろうということで、輪投げ屋の前までやってきた…はいいものの。



「おや、こんにちは。宅配業者の方もこういう所にいらっしゃるんですね。」


「えぇ、まぁ。あなたもこういう祭りに来るんですね。」



『…なんでこうなった。』



輪投げの所には、少年探偵団の面々と、沖矢昴という男性がいた。

それはいいが、何故か安室さんが彼を敵対していて、火花が散っている。



『(この人太宰さんたちとも敵対してたよな…)』



はぁ。とため息をこぼしていると、くいくいっと浴衣の裾を引っ張られた。


引っ張ったのは歩美ちゃんと哀ちゃんで、キラキラとした視線をこちらに向けている。



「Aお姉さん、もしかしてデート!?」


『え?いや…』


「あら、もうそんな関係になったのね?」



デート…確か、仲のいい男女で行くものだと、昔織田さんに教えて貰った。


ならばそうなのか。いや、そこまで安室さんと仲良いとは思ってないが…


なんて、ぐるぐると頭を回し、なんと返そうかと考えていると、不意に肩を抱かれた。



「そうだよ。僕とAさんでデートしてるんだ」


『安室さん…これデートなんですか?』


「そうですけど…もしかして分かってませんでした?」


『はい、全く。』



「はは…」と、安室さんは肩を落とす。


にしても…

じぃ…と、沖矢昴さんを見つめる。



「?何か?」


『…いえ、少し恩人に似ている気がして、もしかして…と思ったのですが。気の所為みたいです。すいません。』



ぺこり、と頭を下げた。

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佐倉優衣(プロフ) - ゆいさん» あ、本当ですね!申し訳ありません!ご指摘ありがとうございます! (2018年6月3日 15時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 助っ席ではなく、助手席では? (2018年6月3日 14時) (レス) id: a6574a601a (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - ユキナさん» 続きを考えて頂けるほど、深く考えて頂きありがとうございます!そうですね、入れたいとは思ってます( *´ ∀ `) (2018年5月28日 23時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 次の話辺り、戦闘が開始されますね…太宰VS中也…安室さんも恋沙汰には入るかもなぁ♪ (2018年5月28日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - アオさん» ありがとうございます!!頑張ります!(ノ´∀`*) (2018年5月28日 17時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐倉優衣 | 作成日時:2018年5月24日 15時

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