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「うぇえ…せっかくAに口移ししたのに…」
『っ苦ぇ…』
「っゲホッ…A手前！！」
急な事にむせながら、兄さんは私を見上げた。
かく言う私も、少しむせている。
「あぁいうことすンなって言ってんだろうが！！」
『？ダメなのか』
「あったりめぇだ！！」
「そ、そうだよAちゃん！き、ききキス…なんて、そう簡単にしちゃダメだよ！！太宰さんにやられた時嫌だったでしょ！？」
「敦くん？どういうこと？」
ぐわんぐわんと肩を揺らされながら、敦さんに説教される。
目が回るー…と、思いつつ、『別になんともないです』と答えた。
「えぇ！？何ともない！？」
『うぇ…っ別に、今まで頬や額にやってたのが、口になっただけだろ…』
「頬や額！？ねぇ誰にやったのだよ！？」
敦さん、太宰さん、兄さんが鬼の形相で問いただしてくる。正直怖いし安室さんぽかんとしてるしやめて欲しい。
『誰って…森さん』
「ねぇ中也？」
「わあってる１回絞めんぞ」
二人共森さんの扱い酷くねぇか。と思ったが、知らんぷりしてまた椅子に座った。
「Aさん…やはり先程のは良くないですよ。」
『えぇ、ダメですか。』
「ダメです絶対にダメです」
安室さんが真剣な顔で言うので、渋々だが頷いた。
感謝や好意を伝えるのは、これが1番いいと森さんは言ってたのにな。
「ったく、さっき人虎から聞いたが…手前またストーカーされてたんだってな」
『そうらしいな』
重くため息をついて、兄は腕を組んだ。
「ったく、だから危機感を持てっつってんだろうが…分かるか！？Aが受けてきたストーカー被害８回！」
「誘拐されたのは５回だったねぇ。」
「人質にされたのが１２回！！」
「まぁこれは私たちが悪いのだけれど…妬み、恨みによる暴行、嫌がらせ…３５回。」
「こんだけ被害受けてんだぞ手前は！」
「いや、最後Aちゃん関係ないじゃないですか！！っていうか、そこだけレベルが違いますよ！！」
「人質や誘拐も半分くらいお二人に非がありそうなのですが。」
2人は、もはや呆れていた。
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佐倉優衣(プロフ) - ゆいさん» あ、本当ですね！申し訳ありません！ご指摘ありがとうございます！ (2018年6月3日 15時) (
レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 助っ席ではなく、助手席では？ (2018年6月3日 14時) (レス) id: a6574a601a (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - ユキナさん» 続きを考えて頂けるほど、深く考えて頂きありがとうございます！そうですね、入れたいとは思ってます( *´ ∀ `) (2018年5月28日 23時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 次の話辺り、戦闘が開始されますね…太宰VS中也…安室さんも恋沙汰には入るかもなぁ♪ (2018年5月28日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - アオさん» ありがとうございます！！頑張ります！(ﾉ´∀｀*) (2018年5月28日 17時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐倉優衣 | 作成日時：2018年5月24日 15時
