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「あー!遊んだ遊んだ!」
「楽しかったですねー!」
きゃっきゃとはしゃぐ子供たちを見守りながら、頬を緩める。
子供は、本当に可愛らしい。
「ほらガキども!ホテル行くからさっさと車乗れ!」
「はーい!!」
小五郎さんの言葉に、少年探偵団や私たちが返事をして、車に乗り込む。
流石に1台に全員は乗れず、蘭、コナンくん、私は安室さんの車にお邪魔した。
安室さんには助っ席を勧められたが、全力で断り、コナンくんが助手席、私と蘭で後ろに乗らせてもらった。
そして、シンプル且つオシャレなホテルに到着。
荷物を降ろし、受付にてチェックインをしようとした時だった。
見覚えのある背格好を2人見つけた。
『あ…!』
「ん?…あぁ!Aじゃないか!」
「おや本当だ。久しぶりだねェA」
『乱歩さん、晶子さん…!』
そこには、武装探偵社の乱歩さんと晶子さんがいた。
乱歩さんは、「Aー!」と言いながら、私の胸元に飛び込んで、ぎゅぅっと抱きしめる。
少しよろけながらも、受け止めた。
後ろから殺気が飛んでくることは、無視しておこう。
『お二人は、何故ここに?』
「もちろん!この名探偵の任務さ!」
「乱歩さん、Aが危ないじゃないか」
「僕がぎゅってしたかったからいいの!それに、Aが転びそうになったら僕が助けるし!」
「ねー!」と笑う乱歩さんに、『お願いしますね』と笑いかけた。
その時、強めの力で腕を引かれ、乱歩さんと離れてしまった。
「ちょっとA!誰なのこの人達!」
腕を引いたのは園子と蘭で、少し慌てたように私に問いただしてきた。
『誰って…ほら、あれだよ。この前ポアロで電話くれた人。』
「あー!あのストーカー!!」
「ちょ、ちょっと園子…!」
「ちょっと!僕はストーカーじゃなくて名探偵!!」
もう!と、乱歩さんは頬を膨らませる。
そんな子供じみたことが似合う26歳はこの人くらいだろうな、なんて思う。
「あぁ、ストーカーでしたら捕まえましたので、解決しましたよ」
『そういやストーカーのこと報告してなかったな、わりぃ』
「本当よ!!…まぁ、雰囲気変わったし何となく察してはいたけど。」
園子と蘭は、呆れたように笑った。
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佐倉優衣(プロフ) - ゆいさん» あ、本当ですね!申し訳ありません!ご指摘ありがとうございます! (2018年6月3日 15時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 助っ席ではなく、助手席では? (2018年6月3日 14時) (レス) id: a6574a601a (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - ユキナさん» 続きを考えて頂けるほど、深く考えて頂きありがとうございます!そうですね、入れたいとは思ってます( *´ ∀ `) (2018年5月28日 23時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 次の話辺り、戦闘が開始されますね…太宰VS中也…安室さんも恋沙汰には入るかもなぁ♪ (2018年5月28日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - アオさん» ありがとうございます!!頑張ります!(ノ´∀`*) (2018年5月28日 17時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐倉優衣 | 作成日時:2018年5月24日 15時