久しぶりの追いかけっこ ページ21
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今私はやっくんに追いかけられている。
ヤク「おいA止まれ!!」
「絶対許さねぇからな!!!!」
「おい!!」
『ごめんなさいー!私だけじゃないって!!』
『止まれって言われて止まる馬鹿がどこにいるんですかー?!』
『ごめんごめんまじごめんってー!』
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クロ「完璧だな。」
『だね。』
私たちはイタズラをしかけていた。
誰にといえばやっくんに。
クロ「夜久絶対引っかかるだろコレ。Aちゃんならできる。」
朝黒尾くんが教室にやってきた。
やっくんに用があるかと思ったら違うらしい。
そこで作戦を伝えられ、一緒にイタズラをすることが決定した。
私がやっくんを呼んで先に教室に入る。
私では引っかからない高さに透明なテープを設置し引っ掛ける、という簡単なものだった。
クロ「Aちゃんじゃないと先に教室入る時に怪しまれちゃうからいてくれてよかった。」
「じゃ、待ちますか。」
そう言って黒尾くんはどこかへ隠れてしまった。
廊下の様子を見て歩いてくるやっくんを誘導する。
『やっほ〜!ちょっとやっくん来て!!』
ヤク「?おう。」
先に教室に入り、様子を伺う。
すぐに入ってこようとしたやっくんは見事に引っかかった。
ヤク「うぇ、なんだこれ!!」
顔に張り付いたテープを剥がそうとしている様子に笑いを堪えることは出来なかった。
隠れていた黒尾くんはというと、お腹を抱えて笑い転げていた。
しかしその様子はやっくんには気づかれておらず、私だけがやったと勘違いされた。
そして、今に至る。
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あまね(プロフ) - ロングからのショート…めちゃギャップ萌えですねありがとう御座います供給過多で召されました対ありです😘 (2月27日 23時) (レス) @page16 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ココア廃人 | 作成日時:2024年2月25日 18時