隣の席の子が勘違いでめっちゃ追い回してくる【夜久衛輔】 (ページ18)

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2限後、席が廊下側に近い私は呼び出し係になることも多くなった。

ｸﾛ「お、Aちゃん」
「夜久の席分かる？席替えしてるとわかんねぇわ！」

『あそこだよ〜。』

ｸﾛ「さんきゅ。そういや、夜久が最近Aちゃんの話してばっかでだるいんですけどー。」

「今日の朝練なんかいっつもの何倍もやる気たっぷりで怖いくらいだった。」

ｶｲ「Aさん困るからやめときな。」

スルーしてたけど2人とも下の名前呼びになってる…!?

話してたらやっくんがドスドスと近づいてきた。

ﾔｸ「お前らいつから名前で呼んでんだよ！！あぁん？？」

オラつきながら黒尾くんに詰め寄る。

ｸﾛ「いっつもいっつも連呼してるのはどこの誰でしょーネ。」

ﾔｸ「はぁ？？それとこれとは…」

海くん止めてくれました。菩薩。

ﾔｸ「で、俺に用があったんだろ。なんだよ。」

ｸﾛ「古典の文法テキスト忘れちった。」

ﾔｸ「で？」

ｸﾛ「貸してください！！」

ﾔｸ「断る！！！」

ｶｲ「俺のとこにも来たんだけど、今日授業なくて。」

『私の貸そうか？』

ﾔｸ「しゃーなし貸してやんよ！！」

ｸﾛ「じゃあまた返しに来まーす。」

ﾔｸ「うるさくてごめんなー？」

申し訳なさそうにされて忘れかけてたけど、同じくらいうるさかったよ。