隣の席の子が勘違いでめっちゃ追い回してくる【夜久衛輔】 (ページ11)

今日:273 hit、昨日:146 hit、合計:59,938 hit

. ページ11

.

ﾔｸ「急なんだけどさ、」

そう言って夜久くんに話しかけられた3限後。

「朝日奈さんのこと下の名前で、呼びたいんだけど…。」

「………だめ？」

仲良くなっても苗字＋さん付けとか若干気まずいなとか思っていたのでOKする。

『私も夜久くんってちょっと呼びにくいなって思ってたんだよね。』

『バレー部の人たちみたいにやっくんって呼びたい！！』

超呼びやすそうで羨ましかったんだよね。

ほぼ一文字消えるだけみたいな感じだけど。

「ま、いいよ。いつかは…な。」

「ところで、この間バレー部の練習見てたよな？」

見てた、というか帰ってただけだけど…。

『帰ってたらたまたまやっくんの声聞こえてきたんだよね。』

『私からしたらやっくんも全然高いのにみんな更に大きくて、びっくりしちゃった。』

「だろぉ？？しかもAが見てた時いいレシーブ返ったんだよ、まじでグッドタイミング！！」

「いつでも見に来てくれよな！」
「俺Aが来たら多分めっちゃ頑張れる。」

胸を張ってふふんとカッコつけるのがまたかわいくて。

別にやっくん見に行ったわけじゃないけど、もういいかなって思わせられた。