鬼殺隊の被害者。【鬼滅の刃】

３、貴方様の仰せのままに。 ページ4

私は男に何処かに連れていかれた。男の名は"童磨"というらしい。





童磨さんは私に鬼殺隊という組織の事を詳しく教えてくれた。鬼殺隊は"呼吸"というものを使い、鬼を倒すらしい。そして鬼殺隊を支えているのが"柱"というものらしいのだ。








何故鬼殺隊は人間を喰わない鬼ですら殺すのだろうか、母は何故殺されなければいけなかったのか、






.









分からない。






「じゃあここで待っておいてね。」




『は、はい。』





そう言って童磨さんは消えてしまった。




.





すると、べべんっ、と琵琶の音がしたのと同時に目の前に男が目の前に立っていた。








「貴様が童磨が言っていた者か？」





『は、はい、そうです。』








私は男の瞳を見る。とても綺麗な紅(くれない)の色の瞳をしていた。





「何を見ている。」





『も、申し訳御座いません。綺麗な瞳をしていたものですから、本当に申し訳御座いません。』




「貴様、殺すぞ。」






殺す、か。








『綺麗な瞳を持つ貴方様に殺されるのならば、喜んで死を受け入れましょう。』







と、ニッコリと笑ってみせた。







今思えば私は生きる意味を失ったのだろうし、この時点で私は狂ってしまったのでしょう。






「くくっ、ははっ、」




と、突然男は笑い出した。



「貴様………気に入った。私の手下となるがいい。




＿＿＿＿＿貴様の復讐の炎で鬼殺隊を焼き殺せ。」







『仰せのままに。』









．









．






絶対に、許さない。

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