16、鬼殺隊を憎む者と鬼を憎む者。 ページ17
私は"隠"という者に連れていかれた先が綺麗な屋敷だった。ちなみに私は目隠しされているが"気配"で分かるのだ。
『(ここが鬼殺隊本部……とても綺麗な屋敷ね。あら?)』
私はふと殺意の気配を感じ取った。
『(この殺意の気配は……"柱"かしら?)』
そして話し声が聞こえてきたが、内容までは分からなかった。
それにしてもあの鬼に慈悲をかけていた少年は大丈夫かしら?
そう私が思っていると、
「いつまで寝てんだ!さっさと起きねぇか!!
______柱の前だぞ!!」
私は目隠しを外され、目を見開いた。
『(この方達が、柱か。鬼舞辻様に聞いた話は本当だったのね。)』
鬼舞辻様によれば最近の柱は"弱い"らしい。
あの少年は驚いた様子で辺りを見渡している。
「ここは鬼殺隊本部です。あなた"たち"は今から裁判を受けるのですよ。竈門炭治郎君。柘木 Aさん。」
と、あの蝶の羽織りを着た女性がそう言った。
さて困った。殺意剥き出して私を見てくるのだが、
まぁ、当然か、鬼殺隊の中で私は"悪"だから。
でも私からしたら鬼殺隊は鬼だ。
,
,
鬼殺隊と鬼は、永遠に分かり合えない。
,
,
2116人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キナコ(プロフ) - 藍梨さん» はい!これからは気長に更新をしていこうと思います! (2022年4月3日 14時) (レス) id: ea8df4566c (このIDを非表示/違反報告)
藍梨(プロフ) - すっごく面白いです!この作品に引き込まれるように読んでしまいました!続き頑張ってください、応援しています! (2021年9月20日 10時) (レス) id: 42bd1ecc91 (このIDを非表示/違反報告)
苺谷らむ(プロフ) - キナコさん» 体調にも気をつけてくださいねッ (2020年12月13日 20時) (レス) id: 4db45bcbc3 (このIDを非表示/違反報告)
キナコ(プロフ) - 苺谷らむさん» はい!ゆっくり自分のペースでやっていこうと思います! (2020年12月11日 22時) (レス) id: ea8df4566c (このIDを非表示/違反報告)
苺谷らむ(プロフ) - ここここっ更新停止だとぉぉぉぉぉ復活、待ってますっする← (2020年12月2日 15時) (レス) id: 4db45bcbc3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:キナコ | 作成日時:2020年3月2日 22時