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106話 ページ15

獪岳side





師範がいなくなってもう1日経った。師範の屋敷は誰もいないんじゃないかと疑うほど静まり返っていた。




獪岳「っ、なんでいなくなったんだよッ、」






累「ねぇ、お兄さん。Aお姉さんは大丈夫かな?」




獪岳「っ、分らねぇよ」







累「どうしてッ、こんなことになったのかな?」






獪岳「………知らねぇよ。」








師範が急に居なくなった理由なんて、師範以外、誰も知らねぇんだよ。






師範___________、












ガラッ















累「……なんか今、音がしたんだけど。」




獪岳「………玄関の扉が、開いた?」





状況的に師範ではないし、師範だったら必ず大きな声でただいま〜。と云う人だ。




だったら扉を開けたのは、誰だ?




累「………行ってみる?」





獪岳「………嗚呼、」




ゆっくりと玄関の方へ向かった。



獪岳「(まさか、幽霊じゃないだろうな。)」





そう俺が思っていると、




累「お兄さん……あれ、」




そう指を指す累、累が指を指した方を見ると、




獪岳「……は?」





師範が書いていた日記帳を着物を着た男が持っていたからだ。目が合うとニッコリと男は微笑んだ。




累「………お兄さん。僕の目はおかしくなったのかな?」





獪岳「否、おかしくなってない。」





累、これは現実だ。






獪岳「あ、おい!!待て!!」





日記帳を持って男はどこかに行ってしまった。




________まるで俺たちを導くように、






獪岳「累、行くぞ。」




累「っ、分かったよ、お兄さん。」




そして男を追いかけた。

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キナコ(プロフ) - アミさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2020年12月31日 13時) (レス) id: ea8df4566c (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - すっごく面白くて続きが気になります!頑張ってください!応援していますっ! (2020年12月30日 18時) (レス) id: 86dee03899 (このIDを非表示/違反報告)
キナコ(プロフ) - あ ま ね 。さん» ゆっくり自分のペースで更新していこうと思います! (2020年12月11日 22時) (レス) id: ea8df4566c (このIDを非表示/違反報告)
あ ま ね 。(プロフ) - はじめまして!続きが楽しみで仕方ないです笑笑 (2020年12月7日 2時) (レス) id: 36c644cd03 (このIDを非表示/違反報告)
キナコ(プロフ) - 代々木さん» ありがとうございます!続きを楽しみにしていただいて嬉しいです! (2020年3月22日 20時) (レス) id: ea8df4566c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キナコ | 作成日時:2020年2月15日 17時

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