月華姫様へ山田一郎より愛を込めて ページ14
彼女であるAがいつもよりそわそわしている、気がする。
今日は休日でAの家でデートをしているのだが、先程からどこか落ち着かない様子の彼女。
たしかに部屋で彼女と二人きりという状況に緊張が全くないわけでもないが、別に家でのデートは今日が初めてというわけではないし、前の時はこんなにそわそわしてなかったと思うんだが、、、
「なぁ、A?どうかしたのか?」
思い切って聞いてみる。
「えっ!いやぁ、な、何もないよ!うん、何もない!」
なんかあるな。
んーなんだ?今日は別に何かの記念日でもないし、誕生日とかいうわけでもないしな。
そんなことを考えながらもう一度彼女を見やると、
「う〜そんなに態度出てた?!それはそれで恥ずかしい。もう、今度でいいかな?いやでもそんなこと言ってたってダメだよね、、、、」
何やらブツブツ言ってるようだが何を言ってるかはさっぱりだ。
「なぁ、」
「何もないから!一郎は!本読んでて!」
「お、おう。」
もう一度聞こうとした時、いつもより声を張り上げて言うAに気圧されながらも持っていたラノベに目を通す。
しばらくして俺の意識が完全にラノベにいったとき、
「い、一郎!」
彼女の意を決したような声がかかった。
俺が顔を上げた瞬間、目を閉じた彼女のキスが降ってきた、鼻に。
「?!」
「へ?!あ、あれ?口じゃない、、、?」
突然のキス(それも鼻に)に驚いたがそれよりも初めてのAからのキスに喜びが勝った。
「ありがとう、A」
「ち、ちがうの、ふつうに口にしようと思ったんだけど、勢い余って、、、、」
どこのラノベのヒロインだよ。
可愛すぎか。
なんて考えながら、恥ずかし気に俯いているAの名前を呼ぶ。
「なぁに?いちろ、、」
顔を上げた彼女の唇にキスを落とすと、顔を赤らめながらはにかみ、ありがとう。とこぼした彼女に愛おしさが募っていく。
ああそうか、今日そわそわしてたのは、これか。
俺に自分から初めてキスをすることに緊張して、そわそわしていた可愛すぎる俺の彼女にもう一度甘いキスを。
〜山田一郎より愛を込めて〜
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声優2次元大好き!(プロフ) - 月華姫さん» いえいえ、喜んでいただいて嬉しいです! ぜひまた遊びにいらしてください。リクエストお待ちしております! (2019年4月30日 16時) (レス) id: ab94ca0abd (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - こんにちは!早速、一郎お相手の鼻キス夢読みました(*≧∀≦*)素敵なお話をありがとうございましたm(__)m可愛くほのぼのしました(´∀`*)此れからも応援しています(^^)vまたリク夢思いついたら、その時は宜しくお願いしますm(__)mまた遊びに来ます!ではまたっ♪ (2019年4月30日 16時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - リク受付ありがとうございますm(__)m完成気長に楽しみにお待ちしています(^^)v (2019年4月30日 15時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
声優2次元大好き!(プロフ) - 月華姫さん» リクエストありがとうこざいます! 一郎くんですね、了解です!少々お待ちくださいm(._.)m (2019年4月30日 15時) (レス) id: ab94ca0abd (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - 初めまして!早速リクお願いしますm(__)m一郎お相手で、思いきって自分から初キスしようとした夢主だったが若干勢い+目瞑りながらしたため彼の唇じゃなく彼のお鼻にキスしちゃったら?此れからも応援しています(^^)vではまたっ♪ (2019年4月29日 22時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:声優2次元大好き! | 作成日時:2018年8月5日 11時