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そこから、日向にトスを上げ続ける影山だけど、一向に打てるようにはならない。
そもそも手に当たらなかったり、かすっただけだったり、豪快なタッチネットだったり....
「＿＿＿影山」
俺はみていられなくて思わず声をかける。
だって影山は＿＿＿
「
「.......？」
「あっ、えーーーっと....」
俺の意図が全く通じてないようで、少し戸惑う。
「日向は機動力に優れています。反射・スピード...ついでにバネもある...慣れれば速い攻撃だって...」
「＿＿日向のその、"すばしっこさ"っていう武器お前のトスが殺しちゃってんじゃないの？」
俺の言葉に、影山は目を見開く。
「日向には技術も経験もないし、中学まで君にギリギリ合わせてくれてた優秀な選手とは違うんだよ」
明里ちゃんがまた淡々と言う。
「でも素材はピカイチ」
それまでショックを受けていた日向が明里ちゃんが付け足した言葉に嬉しそうにする。
「明里ちゃんの言う通りだよ。お前の腕があったらさ
なんつーかもっと日向の持ち味っていうか、才能っていうか、そういうのをもっと こう...えーっと...なんかうまいこと使ってやれんじゃないの！？」
上手い言葉が見つからない、でも、本当にそう思うから。
「俺も、お前とおなじセッターだから去年の試合...お前見てビビったよ。ズバ抜けたセンスとボールコントロール！そんで何より...敵ブロックの動きを冷静に見極める目と判断力！！
....俺には全部無いものだ」
ほんの少し、弱気になってしまう。
「技術があってヤル気もありすぎるくらいあって、何より、周りを見る優れた目を持ってるお前に
仲間のことが見えないはずがない！！」
通じた.....かな？
影山はぐるっと振り返る。
「俺は お前の運動能力が羨ましい！！」
「はっ！？」
「だから能力の持ち腐れのお前が腹立たしい！！」
「はああっ！？」
「＿＿＿それならお前の能力俺がぜんぶ使ってみせる！」
そう言って影山は日向を指さした。
「お前の1番のスピード1番のジャンプで
とべ ボールは俺が
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作者名：声優2次元大好き！ | 作成日時：2020年7月12日 17時
