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「....ああ、そうだ。トスを上げた先に誰も居ないっつうのは心底怖えよ。」
影山の正直な言葉に、静まり返る。
「えっ、でも ソレ中学のハナシでしょ?
おれにはちゃんとトス上がるから別に関係ない。」
励ましでも、なんでもない心の底からの日向の言葉に影山は呆けたような顔をしている。
「どうやってお前をブチ抜くかだけが問題だ!」
そう言って月島を指さした。
「面白いですね。日向。」
「ははっ、そうだね。」
無表情なのは気になるがどうやら明里ちゃんは己の片割れと違い日向に対し少しは好意的らしい。
「でも、蛍が嫌いなタイプかも」
再開した試合に意識を移していた俺はこれからチームメイトととしてやっていくなかでだいぶ不安な言葉を呟いた明里ちゃんに気づかなかった。
「「俺に上げろ!!」」
田中と日向が影山に向かって叫ぶ。
影山は田中に上げようと体を向けた。
「田中さ
「影山!!!」
!?」
日向は飛び上がり影山の名前を呼んでいる、
「居るぞ!!!」
日向がどこまで考えているのかはわからない。でも、自分を信じて飛んでくれている
影山は体制を強引に変え、日向にトスを上げる。ヘロヘロだったが、日向はちゃんと相手コートにボールを落とした。
「お前何をイキナリ、」
「でもちゃんと
おれにトス、持って来い!!!」
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作者名:声優2次元大好き! | 作成日時:2020年7月12日 17時