呪術廻戦 原作沿い

7話 ページ9

_____戦闘。


伏黒が仕掛ける攻撃をことごとくかわした東堂は一言____

「やる気がまるで感じられん。」

しかし伏黒も負けていない。

「．．．．下手に出てりゃ偉そうに、そこまで言うなら、
やってやるよ。」

「『動くな』」

伏黒が"何か"をしようとした時、それを制するように声が聞こえた。

その言葉通りに東堂の体はガッチリと動かなくなる。

「何 やってんのーー！！！！」

呪言師 狗巻の言葉により動けなくなった東堂の顔に思いっきりぐーパンを入れるパンダ。

当然避けられるはずもなく、そのまま後ろに下がった。

「フゥ、ギリギリセーフ。」

「おかか！」

「うんまぁ、アウトっちゃアウトか。」

パンダの言葉に伏黒の前に立って、否定の意を込めて、言う狗巻。

「．．．．．久しぶりだなパンダ。」

「なんで交流会まで我慢できないかね、帰った帰った、大きい声出すぞ。」

「言われなくても帰る所だ。どうやら退屈し通しってワケでもなさそうだ。」

パンダの言葉に平然とそう返す東堂は続けた。

「乙骨に伝えとけ。「オマエも出ろ」と」

「(面倒くせ)
オレ パンダ ニンゲンノコトバ ワカラナイ」

「．．．．．」

めんどくさがったパンダをジト目で見る狗巻だったが特に何かを言う訳では無かった。
それよりも彼は、亜夢のことが心配なのだ。






________所変わって自販機前


「呪術師続けるなら
喧嘩売る相手は選ぶことね。」

そう言いながら倒れた野薔薇に銃口を向ける真衣。

「ウチのパシリに何したんだよ、真衣。」

銃口を自身の武器で退けながら言う真希。

「あらおちこぼれ過ぎて気づかなかったわ、
真希。」

そう返す真衣だが、真希はたいしダメージもなさそうに続ける。

「おちこぼれはお互い様だろ。
オマエだって物に呪力を籠めるばっかりで、術式
もクソもねぇじゃねぇか。」

「呪力がないよりましよ、上ばかり見てると首が痛くなるからたまにこうして下を見ないとね。」

「あーやめやめ、底辺同士でみっともねぇ。
野薔薇！！立てるか！？」

「．．．．．」

言い合う声を止め、野薔薇に声をかけるも反応はない

8話→←6話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す