43話 ページ45
「ん、、んぅ、」
亜夢が目を覚ました時、一番に見えた天井は見慣れた自室のものだった。
「(ここ、私の部屋...?あの後どうなったの?みんなは?)」
「起きたな。」
「!家入さん」
ゆっくり起き上がった亜夢の隣にいたのは家入だった。
「気分は?」
「大丈夫、です。あの、なんで私の部屋なんですか?」
けが人は普通医務室に行くだろう、と思い亜夢は問いかける。
「怪我人がいっぱいでな、後こんな状況で医務室に居たらいらんこと思い出すだろ?」
幼い時の記憶を、思い起こさせないようにという家入の心遣いに亜夢は小さく微笑んだ。
「ありがとうございます。」
「ん、目が覚めたのなら、私は行く。みんな心配してたぞ、顔を見せてやれ。」
「はい!」
なにやらドアのあたりで誰かと喋り、出て行った家入を見送り、亜夢もベットからゆっくり降りる。
そして、ドアを開けたとき、何かに飛びつかれた。
「うあ、と、棘くん!」
そう、亜夢の目覚めをひたすらに部屋の前で待ったていた狗巻だった。
「高菜?」
「うん、もう大丈夫。」
「明太子」
「心配してくれてありがとう。」
「しゃけ!」
大きな声で、当たり前だ!とでも言うように頷く狗巻。
「うるせぇよ、棘!って、まさか」
狗巻の声に部屋から出てきた真希は怒鳴りながら狗巻に向かっていくが何かを抱えてるような狗巻の背中に亜夢の回復を悟る。
「姫!無事で良かった!」
「ありがとう真希ちゃん。」
亜夢の頭を撫でながら安心したように言う真希に亜夢も、嬉しそうに答える。
「つうか、棘、お前独り占めすんなって言ったろ。」
「すじこ」
「忘れたじゃねぇよ!」
そんな2人の様子に亜夢が笑いを零すと、2人もつられて口角を上げた。
「もう無理すんなよ」
「しゃけ」
「うん、分かったよ」
そんな会話ののち、3人は他の生徒たちの元へと行ったのだった。
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声優2次元大好き!(プロフ) - ゆりゆりさん» ご指摘ありがとうございます!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2020年2月1日 20時) (レス) id: ab94ca0abd (このIDを非表示/違反報告)
ゆりゆり(プロフ) - 夢小説にあまり棘くんの小説や短編が無いので、とても嬉しく思い見させてもらってます!更新頑張ってください!後 恐らく乙骨ゆうたの漢字は優太では無く憂太だと思います!夢主ちゃんが怪我した時の棘くんの反応とか凄く気になりますね……(シャキッ) (2020年2月1日 10時) (レス) id: 891272833b (このIDを非表示/違反報告)
声優2次元大好き!(プロフ) - パピコさん» ありがとうございます!これからも頑張ります!よろしくお願いします! (2020年1月21日 16時) (レス) id: ab94ca0abd (このIDを非表示/違反報告)
パピコ - とてもおもしろいです!狗巻くん私も好きです!更新頑張ってください!応援してます! (2020年1月20日 22時) (レス) id: ed6b97c7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:声優2次元大好き! | 作成日時:2020年1月10日 17時