29話 ページ31
「変だな」
虎杖と別れて数分、パンダがそんなことを言い出した。
「京都校がまとまって移動してる．．．悠仁とバラけた辺りだな、これ京都校全員揃ってないか？」
「
「いや、そういうわけでもないな。」
亜夢が不思議そうに聞くと、パンダは歯切れ悪く答える。
「
「何ソレ！！意味分かんない！！」
パンダの言葉に反応したのは釘崎だった。
「こんぶ」
「確かにそこまでの敵意は感じなかったが、ありゃ悠仁生存サプライズの前だろ。」
「！」
「楽巌寺学長の指示なら全然あり得るよ。」
苦い顔で亜夢はそう続けた。
「他人の指図で人を殺すような腑抜けの集まりなの？京都校は。」
「認識が違うんだよ。
「でも、悠仁くんを知らない人からすれば、宿儺の器なんて恐怖の対象でしかないんだよ。
呪いを祓うのとそう変わらないの。」
「ああ、ただでさえ術師っつーのはその辺の境界ボケやすいからなぁ。」
パンダはそこで一旦言葉を切った。
「俺と野薔薇は戻って悠仁の安否を確認する。棘と姫はこのまま呪霊狩りを続けてくれ。」
パンダの言葉に2人は反対する。
「それはダメだよ！私たちもいく！」
「しゃけ！」
「オマエらも悠仁が心配なのは分かるよ。でも、俺の妄想が正しければ京都校がやろうとしてんのは、団体戦のゴタゴタに乗じた悠仁暗殺」
「！そっか、団体戦が終われば暗殺もなしだもんね。」
「しゃけ」
「なるほど」
パンダと亜夢の言葉に棘と釘崎は素直に頷く。
「真希のこともある。悠仁は殺させないし、団体戦にも勝つぞ。」
「当然」
そう言って別れようとしたパンダと釘崎を亜夢は引き止めた。
「待って！野薔薇ちゃん！」
「どうしたんですか？」
「私はどんな時でも自分を貫いている野薔薇ちゃんが大好きだからね。」
「！____ありがとうございます！！」
「じゃあ、2人とも気をつけてね！」
「ツナ！」
野薔薇の手を取りながら笑顔でそう言った亜夢はそのまま棘とともに2人から離れていった。
「私、姫先輩と結婚したい。」
「やめとけ、棘に殺されるぞ。割とマジで。」
「やっぱりか。」
そうして2人も虎杖の元へと向かっていった。
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声優2次元大好き！(プロフ) - ゆりゆりさん» ご指摘ありがとうございます！これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2020年2月1日 20時) (
レス) id: ab94ca0abd (このIDを非表示/違反報告)
ゆりゆり(プロフ) - 夢小説にあまり棘くんの小説や短編が無いので、とても嬉しく思い見させてもらってます！更新頑張ってください！後 恐らく乙骨ゆうたの漢字は優太では無く憂太だと思います！夢主ちゃんが怪我した時の棘くんの反応とか凄く気になりますね……(ｼｬｷｯ) (2020年2月1日 10時) (レス) id: 891272833b (このIDを非表示/違反報告)
声優2次元大好き！(プロフ) - パピコさん» ありがとうございます！これからも頑張ります！よろしくお願いします！ (2020年1月21日 16時) (レス) id: ab94ca0abd (このIDを非表示/違反報告)
パピコ - とてもおもしろいです！狗巻くん私も好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年1月20日 22時) (レス) id: ed6b97c7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：声優2次元大好き！ | 作成日時：2020年1月10日 17時
