呪術廻戦 原作沿い

22話 ページ24

「なっ、なんで皆手ぶらなのー！？」

交流会当日。
1、2年が揃ってる中釘崎が、大荷物を抱えてやってきた。

「オマエこそなんだその荷物は」

「何って．．．これから京都でしょ？」

「？」

釘崎へと投げかけたパンダの質問の答えに一同は頭に疑問符を浮かべた。

「京都で(・ )姉妹校交流会．．．」

「京都の(・ )姉妹校と(・ )交流会だ。」

「どおりで最近会話が噛み合わないわけだ。」

「ですね」

自分の勘違いに嘆く釘崎に横で真希と伏黒は冷静に分析する。

「去年勝った方の学校でやんだよ。」

「勝ってんじゃねーよ！！！」

「俺らは去年出てねーよ。」

ほとんど八つ当たりな釘崎に、それでも冷静に返すパンダ。

「去年は人数合わせで憂太くんが参加したんだよね。」

「「里香」の解呪前だったからな、圧勝だったらしいぞ。」

亜夢の言葉に真希はそう続けた。

「許さんぞ、乙骨憂太ー！！」

そう叫んで、四つん這いになる釘崎の頭を撫でながら慰める亜夢。

「落ち着いて野薔薇ちゃん。また今度お休みの時一緒に遠出しよ？」

「う〜、姫先輩大好き！！」

「情緒不安定だな。」

亜夢の言葉と可愛さに嬉しくなった釘崎は、思いっきり亜夢に抱きついた。
あまりの変わり身の早さにパンダはツッコミを入れる。

そんなじゃれつきを横目に真希は口を開いた。




「おい、来たぜ。」

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