14話 ページ16
「始めるって、何を?」
不思議そうに聞く虎杖同様亜夢も首を傾げる。
「何って決まってんじゃん特訓だよ特訓!」
「「特訓?」」
声を合わせて聞く2人に五条は平然と答える。
「2人で手合わせって言った方がわかりやすい?」
「え?!手合わせって悠仁くんと私が...?」
「当然!」
驚いて声を上げた亜夢にサムズアップをして答える五条。
「いやいやいや、無理ですよ!恵くんや野薔薇ちゃんが悠仁くんの身体能力めっちゃ褒めてたんですよ?!私が太刀打ち出来るわけないじゃないですか!」
必死に否定する亜夢に五条は、はいはいかわいいかわいいと、適当に返事をする。
「落ち着いてよ姫。素手対素手だと流石に姫に不利だから、絵面的にもやばいし...」
そう言って壁に立て掛けてあったものを取る。そして、ケースから取り出して上に掲げた。
「じゃじゃーん!特訓用薙刀!」
「「おお〜!」」
素直な2人の声を聞きにっこり笑ってから、五条は亜夢に手渡す。
「って、いやいや、流石に俺死んじゃうよ!」
と、次異議を唱えたのは虎杖だった。
虎杖が異議を唱えるのも当然だ、亜夢に渡した薙刀には思いっきり刃がついてる。
「それは心配しないで、姫はその辺僕より信頼できるから。」
「...うん」
そりゃ先生よりは誰だって信頼できるんじゃ?と思いつつも虎杖も頷いた。
「よし、じゃあ2人とも真ん中によって、、、
ストップ。こんなとこかな。」
扉付近にいた亜夢と奥の方にいた虎杖は五条の言葉通りに真ん中により、亜夢の薙刀がギリギリ届かないくらいの距離感で止まった。
「じゃあ、こっからは真面目にね!」
「「(先生がな/がね)」」
「ルールは簡単。呪力無しのガチンコ勝負!
悠仁が姫から一本取ったら今日は終わり!」
「呪力無し?」
「そ、まずはね。」
「俺、姫先輩から一本取れなかったら遅くまで先輩を残しちゃうってこと?」
「そゆこと!姫のためにも頑張ろうね。悠仁!」
ルール説明に対する2人の質問に五条はどこか楽しそうに答える。
「そんな感じかな?2人とも準備はいい?」
「「おお!/はい。」」
其々の返事に五条は一つ頷くと両手を前へと出した。
「それでは両者...Ready GO!!!」
そう言って前へと出した手をおもいっきり上と振り上げた。
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声優2次元大好き!(プロフ) - ゆりゆりさん» ご指摘ありがとうございます!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2020年2月1日 20時) (レス) id: ab94ca0abd (このIDを非表示/違反報告)
ゆりゆり(プロフ) - 夢小説にあまり棘くんの小説や短編が無いので、とても嬉しく思い見させてもらってます!更新頑張ってください!後 恐らく乙骨ゆうたの漢字は優太では無く憂太だと思います!夢主ちゃんが怪我した時の棘くんの反応とか凄く気になりますね……(シャキッ) (2020年2月1日 10時) (レス) id: 891272833b (このIDを非表示/違反報告)
声優2次元大好き!(プロフ) - パピコさん» ありがとうございます!これからも頑張ります!よろしくお願いします! (2020年1月21日 16時) (レス) id: ab94ca0abd (このIDを非表示/違反報告)
パピコ - とてもおもしろいです!狗巻くん私も好きです!更新頑張ってください!応援してます! (2020年1月20日 22時) (レス) id: ed6b97c7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:声優2次元大好き! | 作成日時:2020年1月10日 17時