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26話 ページ27

ユーリside


あの日からAは本気でやり始めた

ユーリ「お前!?四回転飛べるのかよ!?」

A「飛べるよー!舐めないでよね!」


スケートも毎日振り付けも練習して滑ってた

ユーリ「は!?お前、何でそんな柔らかいんだよ!?」

A「毎日スケートせずにストレッチしてたんだよー!」

バレーもバレーだけは本気でやってるって思ってたのに、


Aは本当に全力で勝とうとしてる。


練習してるAの顔が前よりも輝いて見えた

前に、Aから聞いたことがある


A『私ね、美しいものが好きなだ』

ユーリ『美しいもの?』

A『うん!特にヴィクトル!ヴィクトルのスケートをみて、ヴィクトルに恋したんだ』

それを聞いた時、まだ小さいながらもショックを受けてるのに気づいた


俺はAが好きなんだって、

それから俺はAを惚れさすために

頑張って美しくなろうとした

でも、Aは俺に見向きもしない。

ずっと一緒にいるのに、Aはヴィクトルの事しか見ていなかった

でもある日Aが『ヴィクトルに飽きた』って言ったんだ

その頃はヴィクトルは悩んでた頃

俺はチャンスだって思って、数年後のジュニア最後の大会で惚れさせるって思った。

でも、Aが彼氏が出来たって言った

その時はAに当たったりしてた

もしかしたら、俺のスケートで奪えるかもしれないって思った

でも、ジュニア最後のバンケットでAはクリスの奴とキスしてた

Aがいなくなったって聞いて、凄く焦った

アイツはクリスの部屋にいた。

俺だってもう15歳、2人が何してたのか想像がつく

ヴィクトルよりピチットよりクリスの奴に心を奪われたかもしれない

クリスの色気に勝てるわけない。

俺は俺のやり方でAを惚れさして見せるって思った

落とす舞台はシニアデビューGPF
絶対選ばれて、Aを惚れさしてやる


でも最近俺はAにつり合うのかと不安になる時がある

Aのスケートとバレーのレベルは高い

やっぱりクリスみたいなつり合ったやつの方がいいのかと悩むけど


俺は、このシニアデビューでAを惚れさすため滑る。

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作者名:たんこぶ | 作成日時:2017年3月31日 21時

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