弐拾伍 ページ25
化け物が私に近づいてくる。
『っ…来ないで…死にたくないの…』
鬼「ぐへへっ…旨そうな肉が自分からきたなぁ…w」
『ひぃっ…!!!誰かっ…助けてっ…!!!』
鬼「叫んでも無駄だよなぁ…???w」
なんで…?
こんなところで死ぬの?
幸せな一瞬すら味わえないの?
一瞬も幸せになることが許されないの?
『やだよぉっ…!!!』
誰かっ…助けてっ…!!!
.
.
「雷の呼吸。壱の型。霹靂一閃」
稲妻が走った。
目の前が眩しくて
目が眩んだ。
________________
パチ
炭治郎「Aさん!大丈夫ですか!?」
あ、炭治郎…。
『ごめんごめん…寝過ぎてたね。』
炭治郎「いえ。もうすぐ待ち合わせの時間なので行きましょう。」
『うん!』
私は、炭治郎と一緒に潜入捜索を行っていた。
『伊之助ーーーーー待った???』
伊之助「おせぇ!!!」
伊之助「俺の所に鬼がいるぞ!」
『え???』
『じゃあ今すぐに行こう!!!』←
炭治郎「待ってください!もう少し考えてから!
それに善逸と宇髄さんも来てませんから!!!」
え?宇髄ならここにいるよ??
宇髄「…善逸は来ない。」
『…は?』
なんで?
宇髄「お前には本当に悪いことをした。」
『…何を言ってるの…?』
宇髄「…お前らは帰れ。」
何を言ってるの?
善逸を置いて帰れるわけないじゃない。
『ふざけんなっ…帰れ???そんなこと誰がするかよ!!!』
宇髄「っ…A。頼む。帰ってくれ。」
善逸がっ…行方不明なのに?
私は何もしないの?
『私だって柱だよ!?上弦だとしても問題ないでしょ!』
なんで…。
宇髄「お前には倒せない。」
なにそれ。
『なによ。私が弱いってこと?』
宇髄「違う。お前は決して弱くないけど」
なんなの?
宇髄「今のお前は駄目だ。帰れ。竈門達をつれて帰れ。」
『私だって戦える。
私だって柱だよ
私だって鬼を殺せる。
私だって…私だって…!』
宇髄「五月蝿い。とにかく帰れ。」
『…宇髄には私の気持ちなんて分からないよね。』
私のこのどす黒く渦巻く闇も。
隠してる鬼への憎悪も。
両親に対する憎しみも。
師範を守れなかった不甲斐なさも。
全部分からないよね。
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ノン - 面白いです!続き楽しみです!この作品・・・・神!キラキラ (2020年9月19日 18時) (レス) id: b9bee98473 (このIDを非表示/違反報告)
秋野琴美 - 凄く面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年8月20日 20時) (レス) id: 0cd0edab29 (このIDを非表示/違反報告)
ネア(。∀ ゚)(プロフ) - 鮭大根さん» ありがとうございます!これからもお願いします!(*´▽`*) (2020年8月16日 15時) (レス) id: 0b6fab6fac (このIDを非表示/違反報告)
鮭大根(プロフ) - ものすごく面白いです!!これからも頑張って下さい!!続き楽しみ〜(´-ω-`)ムフフ (2020年8月16日 8時) (レス) id: ef1af2de4e (このIDを非表示/違反報告)
ネア(。∀ ゚)(プロフ) - ゆらぎ( 。∀ ゚)さん» ありがと!!!ゆらぎちゃんも最後まで頑張ってね! (2020年8月14日 0時) (レス) id: 0b6fab6fac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネア | 作成日時:2020年8月14日 0時