どうかこの幸せだけは。【鬼滅の刃】

弐拾壱 ページ21

『しのぶーーー！！！鍛練しよう！！！』


胡蝶「はぁ…しょうがないですね。」





明るくいないと。




自分の心を隠さないと。





鬼への憎悪に飲み込まれる。





『やった！！！』







飲み込まれないように。



今日も私は笑う。









お願いだから、もうこれ以上私から幸せを奪わないで。









『しのぶ…』



胡蝶「…はい？」




『私…しのぶが大好きだよ！！！』



胡蝶「ふふ…私もですよ？」






鍛練が終わり、縁側でお茶を飲む。






『もっと強くならなきゃっ…！！！』




しのぶは、悲しそうに笑った。





胡蝶「頑張ってくださいね。」



『うん！』








『あ…』



胡蝶「どうしました？？？」






『私…これから任務なの！』




胡蝶「あ、宇髄さんとでしたよね。」





『そうだよー。』





私は待ち合わせの藤の家紋の家まで急いだ。

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