どうかこの幸せだけは。【鬼滅の刃】

拾玖 ページ19

『なにそれ。冗談なら全然笑えないんだけど。』




ﾊﾟﾘﾊﾟﾘﾊﾟﾘｯ




『っは？？？』


なに？



目の前の善逸君が割れだした。




そして



『うっ…。』




眩しい。





今度こそ目が覚めた。




なに…最後の夢…。





『…ぇ。』







ここは…蝶屋敷だ…。





『しのぶ…？？？』

胡蝶「あっ…！！！」



私のベッドの横にしのぶが座って寝ていた。



なんで私ここにいたんだろう…？




胡蝶「っ…うぅっ…」




しのぶが泣いてる。



『どうしたの？泣かないでよ。』



胡蝶「っ…心配しましたっ…貴女までいなくなるかとっ」









え？




『私…まで？』







誰か死んだの？








『…煉獄さんはどこ。』



胡蝶「っ…ごめんなさい…。」






なんでしのぶが謝るの？







胡蝶「煉獄さんは、亡くなりました。」







『なに…そ…れ。冗談だよね？ねぇ！冗談でしょ！？』







炭治郎「…本当です。Aさん。」



炭治郎君が扉を開けて入ってきた。


『はっ…！なんなのよっ！！！皆して嘘ついて楽しい？？？』








『そんな嘘面白くない！！！』





胡蝶「A…これは本当だから…。」








『嘘だ！！！しのぶまで嘘をつくの？？？ねぇ！！！』








ｷﾞｭｯ




不意に誰かに抱き締められる。




「やめろ。」





そう言ったのは、









.









.









.









『宇髄…。』

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