どうかこの幸せだけは。【鬼滅の刃】

拾捌 ページ18

骨を折る音



血をすする音



肉を食べる音



血の匂い



真っ赤な視界





寝室を開けると





化け物がいた。



『…なんで…？』





殺される。




本能でそう悟った。



〔？「目をーーーー！」〕



まただ。




声が聞こえる。





〔？「起きてよ！！！目を覚まして！」〕





起きて…？




どういう…





『っ……夢だ！！！』



これは夢だ。




親が殺されたのは何年も前でしょ？





そうだ。





私は列車の任務で！




目を覚ますには…夢から出るには…





『首をっ…きる！！！』



私は、親を殺すために持っていたナイフで喉をかっ切った。






『っっっっっはぁっ！！！』



目が覚めたら…善逸君がいた。




こう見たら本当善逸に似てるなぁ…





『鬼の首を切らないとね。』


でも、次に善逸君から発せられた言葉に





酷く驚いた。







善逸「…煉獄さんが…死にました。」







.







は？？




『なにそれ。冗談なら全然笑えないんだけど。』

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