探しています【鬼滅の刃】弐

捌拾参の型 ページ33

無限城から投げ出された。




無惨「竈門炭治郎とあの女は死んだ。」

違う。

私は死んでない。


体が動かない。

金縛りのよう…。




苦しい。


意識を保たないと‼



『なにっ…⁉』


体が勝手に動いてっ…‼




刀が…




皆の所にっ…‼




伊黒「くっ…どうした…A！！」

ｶｷﾝ


伊黒の刀と私の刀がぶつかる。




なんで…



こんなことしてる場合じゃ！！！



＿＿＿＿＿

愛美「アンタだけは許さない。血鬼術‼」
＿＿＿＿＿




まさか…愛美が…？？？？？




やだよ。


血鬼術を解くには、日に当たらないと。



夜明けまであと





３０分。


炭治郎が危ない。



死んじゃ駄目。



ねぇ炭治郎。


私、炭治郎の温かさに甘えてた。



年上なのに、弱いところばかり見せて。



死なないでよ炭治郎。





自分の体が思うように動かない。



意識も薄れてきた。



柱の皆も…こんな感覚だったのかな…？




あぁ…謝りたい。



柱の皆は悪くないのに、責め続けた自分が笑えてくる。





意識を保て。



ここで意識を失えば私の体は暴走する。




ｸﾞｲｯｯ



『うぁっ！！！』



お腹を掴まれて誰かに後ろから引っ張られる。




でも…




誰もいない。



いや、いる。


いる‼



伊之助、善逸、カナヲ！



いるよ。



生きてた。



善逸「駄目だよAさん！仲間でしょ！気を強く持って！」



カナヲ「姉さんの血鬼止め…‼」



ﾌﾟｽｯ



カナヲに注射を刺される。



『と…けた。』




凄い。凄いよしのぶちゃん！




『炭治郎‼』

炭治郎の所に行かなきゃ。


炭治郎が危ない。



ｸﾞﾗｯ



視界が真っ暗になった。

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