探しています【鬼滅の刃】弐

陸拾参の型 ページ13

蝶隼目線


「いません。帰ってください」

毎日朝早くに柱がやって来る。


めんどくさいな。


Aが気づいたらどうしてくれんの？



冨岡「いるだろう？」

昨日は霞柱だったけど今日はなんで全員で来てんの？


「いーまーせーん。」

胡蝶「会わせてくださいっ…。」



宇髄「だいたいお前は何様だよ。」

何様だよ…かぁ…。


「彼氏ですけど。」


冨岡「っ…。」


宇髄「は？」


不死川「なんだよそれェ。」



「ずっと付き合ってるんですよね。」


「さっさと帰ってください。迷惑です。」


ｶﾞｼｬｯ


少し乱暴に扉をしめる。


彼氏じゃないけどね。


彼氏になりたいとも思ったことないし。


強いて言うなら…錆兎が好きだった。

でも、錆兎はAが好きで…



叶わない恋だった。


錆兎が守れなかった分。俺が守ろうとおもう。




そっとAの部屋に入った。


ぐっすり眠ってる。


「俺…錆兎に愛されてたAが羨ましかった。」

でも、今は

「Aが生きてさえいれば…
Aが幸せでいてくれればそれで良いから。」



そっとAの頭を撫でた。

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