探しています【鬼滅の刃】

肆拾肆の型 ページ44

ﾂｰｰｰ。



涙が頬を伝うのが分かる。


なんでいるのよ。

『話しかけないでよ…。』



伊黒「俺は‼お前に謝りたいと思っている‼また最初から！」



は？



『…最初から…？』


なにそれ。


今までのは全部帳消しにしようってこと？



『戻れるわけなでしょ！！！！！痛かった‼貴方の言葉が‼
心に突き刺さるの！！！！！』


『あたし達に近づかないでよ！どうしてそんなに私を傷つけるの！』

私を傷つけようとしないでよ！



何も言わなくなった。



『もう。戻れないんだよ？』


伝っていた涙が地面に落ちた。



なのに、また涙があふれた。


なんの涙なの？


『遅いんだよ。何もかも。もっと早く気づいて欲しかった。』



『大切な人を奪われる気持ち…分かる？』

『あたしはただ…昔みたいに皆で笑いあいたかっただけなのに。』





伊黒「なら…！もう一度‼」


『無理だよ』

遮るように言った。



『私や僕がいやがってるから』

私(信用出来ない。)

僕(信用出来るのは僕たち３人だけだからね)



『貴方は信用出来ない。』


貴方がいつも私に言っていた言葉。どう？自分が言われる気持ちは。




辛いでしょ？



分かってよ。




煉獄さんのように何かしたわけでもないのに。



簡単に信用できるとおもう？



ほら。黙ってないで何かいいなよ。




なんでだろう。


信用出来ないって言って。


清々しいはずなのに。


胸がモヤモヤする。


涙が止まらない。



どうして…？

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