笑顔は君が持っていったから。【鬼滅の刃】

弐拾伍 ページ26

私は、そっと蝶屋敷を出た。



「カァー！任務！合同任務！愛柱トダ！…大丈夫カ？」

『大丈夫！私、頑張るよ！』

大丈夫…。

私なら耐えられる。





愛美「おはよぉぉ♡ごめぇん♡寝坊しちゃったぁ♡てへぇ♡」



『早くいきますよ。』

村に鬼がいるとの噂だ。






何も起きない事を願う。



『うそ！村が…。もう全壊状態だ。』

遅かった…。




鬼「やぁ。遅かったね！もうほとんど食べちゃったよ。」

その鬼の瞳には…。



上弦の零。


『上弦っっの…零！？』


愛美「零？なにそれ…？でもぉいけめぇん！」

無理だ。


勝てない‼


上弦は少なくとも柱３人分！


私とコイツだけで倒せるわけない…！



お、応援を…！



上弦の零なんて聞いたことない。


柱全員を呼ばなければ！


『辛(から)。応援を…柱全員を…早く！！！』

辛「カァー！分カッタ‼」


大丈夫。



ここにとどまらせるだけでいい。



そしたら…皆が来てくれる‼





コイツを逃がしてはいけない。



愛美「愛美ぃ。いけめんさぁんとぉたたかいたぁくなぁい！」

何を言ってる…？



もういい。




『あの小屋に３人の人影がある。その人たちを守って‼』


コイツだけじゃない。


他にも雑魚鬼がたくさんいる。


それだけでも斬ってくれないと。

愛美「しょぉがないなぁ♡」

違う。仕方ないじゃない。


当たり前なんだ‼


ふざけるなよ。

鬼「行かせないよ！」

鬼「血鬼術…腐敗」

『っ…！』

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