妹じゃありませんよ。炎柱さん。【鬼滅の刃】

肆拾肆 ページ44

煉獄目線


「千寿郎…。こっちにおいで。」


千寿郎「どうしたんですか？兄上？」


千寿郎はまだ杏が亡くなった事を知らない。


「昨日…杏が亡くなった。上弦の壱との戦いの末、戦死した。」


千寿郎「ぇ…姉上がっ…！？」



杏は、わざわざ俺たちに手紙を残している。


１つは俺に。

もう１つは父上と千寿郎に。

そして、あと１つは日の呼吸についてを書き記した手紙だった。




「これは杏からの手紙だ。二枚入っている。１つは千寿郎にだろう。
父上に見せるのは千寿郎に任せる。」



千寿郎「…っはい…！」




千寿郎は、自分宛ての手紙を読み、父上には見せないようだった。







＿２年後＿



冨岡が隊律違反を犯した。


癸の少年と鬼を庇ったらしい。



もしかすると…杏の言っていた…。





お館様のご息女が彼の師範からの手紙を読んだ。


その場の皆が口を塞いだ。



何故なら、


ご息女「もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は、竈門炭治郎及び…」



ご息女「鱗滝左近次、冨岡義勇、煉獄杏が腹を切ってお詫びします。」


今は亡き杏の名前が入っていたからだろう。


煉獄「これは…杏の遺書にかかれていた願いの１つです！
竈門炭治郎、竈門禰豆子は必ず無惨を倒す！
だからっ…二人を殺してはいけない！」



お「反対の者はいるかな…？」


誰一人いなかった。



数ヵ月後、俺はその少年と任務に当たる事になった。

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