妹じゃありませんよ。炎柱さん。【鬼滅の刃】

肆拾壱 ページ41

『ｶﾞﾊｯｳﾞｯ⁉』



ついてない…。


まさか単独任務で上弦の壱と会うなんて！

しかも変な月の呼吸とか使うし！




そして…



私の先祖だなんて！


黒死牟「ほぉ…透き通る世界にも入れるのか…。」



『くそっ…圧倒されてて技が出せない！』



『日の呼吸！弐の型！碧羅の天！』


黒死牟「ｷﾞﾘｯ」


日の呼吸を使ってから鬼の攻撃が強くなった。




勝てるの…？



こんなに致命傷を負っているのに？



『あぁ”っ⁉』


右腕が…吹っ飛んだ。



止血しないと。


血を固めて…。


だけど、鬼の刀が私の頭をめがけて吸い付くように来た。



絶対に不可避だ。






私は、走馬灯をみた。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

母上「杏。杏寿郎。何故自分が強く生まれたのか…分かりますか？」


『分かりません…』



母上「弱き者を助けるためです。強きものは弱き者を助ける。
決して私利私欲のために使ってはいけませんよ？」

「『はい！』」



その数日後…母は死に絶えた。



父は、私は見るたびに嫌そうな顔をするようになった。



理由は…私の刀が黒刀だったから。


母が亡くなる前に刀を握った。


そして…父上は、私を嫌うようになり、


母上の死までが私のせいだと言うようになった。




私は、歴代炎柱の書にかかれていた日の呼吸の部分だけを紙に書き写し、



必要な荷物をもって屋敷を出た。

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