肆拾 ページ40
『無一郎っ…待って!無一郎!』
やっと見つけた。
ずっと避けられてた。
無一郎「何か用ですか?煉獄さん。」
『っ…。』
無一郎「僕…暇じゃないけど。」
『無一郎っ…ごめんね…。』
私が、無一郎を裏切った。
ごめんね…無一郎。
気づくと、無一郎が居なくなっていた。
…っ!
『無一郎と仲直りは…むりかなぁっ…。』
『煉獄家の行かないとっ…』
父上とも、仲直りしないと。
コンコンッ
誰が出るかなぁ…。
ガラガッ
「ぇ…?姉上…ですかっ…!?」
千寿郎…
『久しぶりね。千寿郎。』
千寿郎「なっ中へどうぞっ!」
成長したね。千寿郎。
『千寿郎。父上いる?父上に会いに来たの。』
千寿郎は、父上の部屋に連れていってくれた。
扉を開ける。
酒の匂い。
お酒を飲むようになったんですね。
『父上。』
父上は、後ろを振り向いてとてもびっくりしていた。
そして、その顔は怒りに満ちて、
私を殴った。
ドガッ
愼寿郎「俺の前に二度と現れるなと言っただろう‼」
あぁ、この人は変わってない。
ずっと昔のままだ。
『父上…!』
愼寿郎「俺はお前の父ではない!出ていけ!」
あんなに優しかったのに。
煉獄「杏!父上!何をしておられるのですか⁉」
『兄上…』
兄上が任務から帰ってきた。
煉獄「杏!大丈夫か⁉」
『問題ありません。』
『父上!私は、誰がなんと言おうと煉獄家の娘です!』
愼寿郎「炎の呼吸も使えない奴が何を言っている!
どうせお前も俺たちを馬鹿にしているんだろう‼」
無駄だ。
そう思った。
父上に何を言おうともう届かない。
『…分かりました。さようなら』
煉獄「杏!」
屋敷を出ると、兄上が追いかけてきた。
煉獄「顔を冷やさなければ!あとに残ってしまう!」
『兄上…私は大丈夫です。』ニコッ
兄上に…伝えなければ…。
『兄上…もし私が死んだら…
煉獄家の庭にある杏の木に元に埋めてくださいね』
煉獄「なぜそのようなことを!」
『ただの冗談ですよ!でも鬼殺隊はいつ亡くなるのか分かりませんから!
少し伝えようと思いまして…ね?』
煉獄「分かっている!だがっ…俺より先には絶対に死ぬな!」
『分かってますよ!』
無理な話ですね…すみません。
540人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふじか(プロフ) - すごく厨二病全開の文章で面白かったです! (2021年10月26日 10時) (レス) @page3 id: ae671ca5ff (このIDを非表示/違反報告)
みかんといちご - うわっ…ワシ…全然空気読めてへんやん…( ;∀;) (2020年8月5日 23時) (レス) id: 085b083a26 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ〜なっつ(プロフ) - 完結おめでとうございます!続編も楽しみに読ませていただきます!そして!この作品とても面白かったです。杏と煉獄さんが幸せになれますように。 (2020年8月1日 19時) (レス) id: d2b0ff775b (このIDを非表示/違反報告)
しゅーくりーむ<^・^>(プロフ) - 続編楽しみにしています!!ファイト (2020年7月29日 5時) (レス) id: 22d7bacd23 (このIDを非表示/違反報告)
モダエミン(プロフ) - 続編楽しみにしていますね! (2020年7月28日 22時) (レス) id: 971db014c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ネア | 作成日時:2020年5月9日 12時