妹じゃありませんよ。炎柱さん。【鬼滅の刃】

肆 ページ4

煉獄目線


今日新しく来た柱。



間違いなく杏だった。



俺は、杏に謝りたい。




あんな形で家を。煉獄家を追い出すことになったことを。




正直、俺は、どうして父上が杏を追い出したのか分からなかった。




杏の刀が、黒くなったのはそんなに駄目なのだろうか？




杏。兄は、杏の帰りを待っていた。




無事会えることを願っていた。




兄上。と。呼んでくれるのを待っていた。





「あ、杏！」

思いきって杏を呼び止めた。


時透と言う少年を兄弟と言う杏に。


『杏とは誰ですか？私は時透Aですよ。』


さっき、炎柱と言ったのは俺に気づいていないからだと思っていた




けど、違った。

殺気を向けられている。



気づいている



俺に。



あの時、助けていれば。



杏は、昔のように笑いかけてくれていたのだろうか？





杏は、俺が嫌いか？

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